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2007年3月29日 (木)

「暴虎馮河」解説ページ

07031450_2今日、愛媛県内は暖かかったのですが、東北地方では積雪があったとか!?
そこで、今日は秋田の友人からのプレゼント、雪に囲まれた秋田の景色、久保田城址の画像をお届けします。

さて、唐突ですが、暴虎と聞いてどんなイメージを思い浮かべられるでしょうか?
では、馮河という言葉は既にご存知でしたか?

今日はそのような語句の解説と、書籍の紹介、それに「論語」の章の紹介と解説、すなわち週末記事の予告編としての解説ページをお伝えします。

先ずは、暴虎馮河という語句の説明から。

●暴虎(ぼうこ)とは、虎に素手で立ち向かうこと。

●馮河(ひょうが)とは、大河を徒(かち)渡りすること。

●暴虎馮河とは、虎を素手でうち、黄河を歩いて渡る。無鉄砲な勇気。無謀な冒険、命知らずの行動のたとえ。

次に書籍の紹介です。
●『はじめのコーチング』 ジョン・ウィットモア(著) ソフトバンク パブリッシング株式会社アマゾンへ

この本を読むだけで練達のコーチになれるわけではない。だが、本書を通してコーチングの無限の価値と可能性に対する理解を深めることができるだろう。また、仕事の成功やスポーツなどのスキル、職場や家庭での人とのかかわり方の質に深い影響を与える自己啓発の旅へと、1歩を踏み出すことができるのではないだろうか.etcと序章にある。

著者はコーチングをマネジメントのツールとして使うのではなく、コーチングがマネジメントのスタイルになることであると説く。

目から鱗の本である。この本を読んで自分で感じてはいたが、論理的に説明しきれないことが理解できました。

コーチングに携わる人は勿論、部下にやる気がないとか、社員が何を考えているのか理解できない!?という管理者・経営者にもお奨めの一冊です。

では最後に、『論語上』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫から引用しながらお伝えします。

●暴虎馮河ということばが出てくる「論語」述而篇(じゅつじへん)の読み下し文と解説です。

(し)、顔淵(がんえん)に謂(い)いて曰(い)わく、之(これ)を用(もち)うれば則(すなわ)ち行い、之を舎(す)つれば則ち蔵(かく)る。惟(た)だ我(わ)れと爾(なんじ)のみ是(こ)れ有る夫(かな)。子路(しろ)曰わく、子、三軍(さんぐん)を行(おこな)わば、則ち誰と与(とも)にせん。子曰わく、暴虎馮河(ぼうこひょうが)、死して悔い無き者は、吾(われ)れ与にせざる也(なり)。必ずや事に望みて懼(おそ)れ、謀(はか)りごとを好んで成る者也

孔子が顔淵を前においていった。世の中が自分を認めて任用すれば、表立った行動をする。しかし世の中から見捨てられた場合は、じっと潜み隠れる。そうした自由自在な境地は、わしとお前だけが所有している。

すると、傍(かたわ)らに座っていた子路がむくれて、くちばしを挟んだ。
もし、先生が、国軍の総司令官となられたときには、誰と行動をともにされますか?

その子路の問いに対して孔子は、虎を素手でうち、黄河を歩いて渡るような無鉄砲な勇気、そうして、「死して悔い無き者」、まかり間違えば命さえ投げ出せば、良いんだ。というような人間、それは私の仲間ではない。

私の仲間となる者は必ずきっと、「事に望みて、懼れる」、事件を前にして、慎重に対処の方法を考える。「謀りごとを好んで成る」、できるだけ周到な計画をして、その計画を遂行し成功させる者、そうした者でなければならない。

<「暴虎馮河」解説ページ 附録>

●三軍とは、大きな大名の国の軍隊編成で、一軍は12,500人、三軍はその3倍の37,500人の軍隊のことで、「三軍を行う」とは、そうした大きな国軍の総司令官となること。

●子路のことば、「先生が、国軍の総司令官となられたときには、誰と行動をともにされますか?」という質問の裏には、「そんなときには、顔淵では間に合わない!?この勇敢な私でないと!」という言葉・思いが隠れています。

コーチングでは、これを「言外の言葉を聞く」といって、相手の言葉を聞きとるときに意識をして聞く大切なことの1つであると位置づけています。

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