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2008年4月17日 (木)

「大故(たいこ)」解説ページ

Yukiwarisou0803243  画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「お前は、親族を大事にせん!」
 「だから駄目や!」

と、お前にレッテルを貼った幼馴染はいったい誰やっ!
お前は、その幼馴染に絶縁状を叩きつけたかっ!
ですって?

 いいえ、
彼は、私の良き協力者、(と私は信じている)。
「六十化す」プロセスを楽しんでいる私に興味を持って、時間を共にしてくれる。

 「お前、ボランティアか?」
 「金になる仕事をせんかい!」
と、彼は、私に言う。

 しかし、互いに次月の再会を楽しみに待つ間柄である

 また、、「故旧無大故則不棄也(こきゅうたいこなければすてざるなり)
と、論語にもある。

 で、今日は、この件(くだり)を、誰が、論語のどこに、どのように述べているかを紹介し、週末には、「大故」に関する私の気づきと体験あれこれをお届けします。

 では、早速、『論語』 吉川幸次郎(著)  中国古典選5 朝日文庫からの引用を主に、読みやすく、理解しやすい形に加工して、「微子(びし)第十八」にある章の訓読とその現代訳、ならびに吉川博士の解説をお楽しみあれ。

 先ずは訓読(読下し文)です。

周公(しゅうこう)、魯公(ろこう)に謂(い)いて曰(いわ)く、
君子(くんし)は其(そ)の親(しん)を施(す)てず。
大臣(だいじん)をして以(もち)いざるに怨(うら)ましめず。
故旧(こきゅう)、大故(たいこ)(な)ければ、則(すなわ)ち棄(す)てざる也(なり)
(そな)わることを一人(いちにん)に求(もと)むる無(な)かれ。

 次は、その現代訳です。
とはいっても、引用する書籍は、半世紀ほど前の筆談ですから最近の人には違和感があるかも。

周公、魯公に告げて曰く、
君主たる者の要諦の第一は、自分の親族を大事にすることである。
大臣から、一向いうことを聞いて貰えず、お役に立ちそうもない、という不平が起らないようにせよ。
古なじみの人間は、大きな悪事がない限り、見捨ててはいけない。
ただ一人の人間に、完全さを要求してはいけない。

続いて吉川博士の解説です。

・周公はすなわち周公旦(しゅうこうたん)。文王(ぶんのう)の子、武王(ぶおう)の弟として、周王朝創業の聖人の一人であるとともに、諸侯としては、魯のくにの最初の君主である。

・魯公とは、その子伯禽(はくきん)であって、父の周公は中央の政務に忙しかったため、子が魯公となった。

・父は魯公として国入りする子のために、君主たる者の戒めをとして重要なことがらのいくつかを告げたとするのが新注の見方であり、それがよかろう。

・「親」の字は、父系の同族を意味し、母や妻の係り合いを意味しない。

・「施(し)」の字は「弛(し)」の音通とし、新注のように「遺棄也」と見るがよかろう。古注は「施は易(か)うる也」と訓じ、異族の者を自らの親族におきかえること、とするが、廻りくどさを嫌う。

 因みに、タイトルの熟語を「角川新字源」で検索すると次のように記載されていた。

【大故】たいこ:①大きな事故。大事件。②大きな不幸。父母がなくなること。〔孟・滕文公〕「不幸至於大故〕③大悪事。大罪〔論・微子〕「故旧無大故則不棄也」

 うーん、
 お見事!
「無求備於一人(そなわることをいちにんにもとむるなかれ)」ですかっ!

 論語を知れば知るほど、読めば読むほど、日常の問題が原理的に説明されている、という安岡正篤翁の言葉を実感した。

 政治家のみならず、経営者・管理者の座右の銘となるはずである。

 で、質問です。
あなたの座右の銘は何ですか?
あなたの座右の銘を教えてください。

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