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2008年4月24日 (木)

「色難」解説ページ

Kakunodatebukeyashiki0804223   画像は秋田の朋友からのプレゼントで、
彼が、角館の武家屋敷で撮影した枝垂桜です。

「近況」と題して、次のメッセージとともに届きました。

元気ですか

秋田に春が来る、
心もルンルンです。

梅も桜も満開、
山はコブシの白い花が咲き誇り、錦です。

昨日、刺巻の水芭蕉、西木のカタクリ、角館の武家屋敷へ行ってきました。

例年なら連休に角館の桜が見頃のところ、例年より10日以上も早く咲き、
連休に花見を予定していた人は残念!

 さて、
おまえっ、そこまでワシに言わすか!

それぐらい、自分でわからんか?
自分の胸に手を当てて、よう考えてみんかい。
情けないやっちゃのー!

とは、とある経営者の嘆き、
いや、怒声であった。

 その詳細は、残念!
今週末にお伝えするとして、
今日は、それについて参考となるであろうと思われる論語「為政(いせい)第二」の章の読下し文とその現代訳、ならびに著者の解説を、『論語』 吉川幸次郎(著)  中国古典選3 朝日文庫からの引用を主に、見やすく、読みやすい形に加工してお届けします。

 先ずは、訓読、すなわち、読下し文です。

子夏(しか)、孝(こう)を問(と)う。
(し)(いわ)く、色(いろ)(かた)し。
(こと)(あ)れば、弟子(ていし)(そ)の労(ろう)に服(ふく)す。
酒食(しゅし)(あ)れば、先生(せんせい)に饌(せん)す。
(すなわ)ち是(これ)を以(も)って孝(こう)と為(な)せる乎(か)

 その現代訳です。

弟子の子夏が孝行について問うた。
孔子が答えて言った、孝行で一番難しいのは、親の顔色を見て、その意向に沿うように行動することである。
会合・寄り合いがあれば弟子(わかもの)が、労働を服(おこな)って世話をしたり、
また、酒やご飯があれば、先生(先輩)に、先ず、さしあげる。
これらは、弟子(わかもの)が、全ての先輩にすることであって、そんなことだけで孝行になるかね?
(機敏な感情への配慮があってこそ、孝行というものだよ。)

 続いて著者(正確には述者)である吉川博士の解説です。

・親の顔色を見て、その意向に沿うように行動するのこそ、孝行のうちで一番むつかしいこと、とするのが古注の説。

・親に対して、いつも穏やかな顔色でいるのこそむつかしい、とするのが新注の説である。

・何にしても、親子の間の関係は、はっきりした言語、行動、となって現れるまでの、ほのかな顔色、そうした機微なものを、尊重するのこそ、美しい、という教えである。

・以上四条、全て孝行についての問答であるが、孔子の答えは、相手によって違っている。孔子の教えが寛容であり、相手かまわず同じ言葉を押し付けないという、活発さを持っていたことを示すために、編集者は一箇所に纏めたのあろう。

 オー、
なるほど!

 「コーチングは開発されたものでなく、人をその気にさせる、つまり、行動の変容を起こさせることに長けた人の知識やスキルを集約したものである」、という視点から言えば、確かに孔子の言葉、すなわち、「論語」の各章には、そのエッセンスが凝縮されている。

 例えば、この一章をとってしても
「はっきりした言語、行動、となって現れるまでの、ほのかな顔色、そうした機微なものを、尊重する」という文言からは、相手の言った言葉に隠れた、「言外の言葉」を聴くとか、「ノンバーバル」を見逃さないなどいうコーチの視点であったり、

「孔子の答えは、相手によって違っている。孔子の教えが寛容であり、相手かまわず同じ言葉を押し付けない」などという一節は、「テーラーメード」、すなわち、個別対応というコーチングの原則であったり、

「寛容」であるとか「押付けない」などという態度や心がけは、「相手を信じて待つ」というコーチに大切な視点を再確認させてくれる。

 そこで質問です。
あなたは、相手のどんな言動に、何を感じますか?
同じ言動であっても、好意を持っている人とそうでない人とでは、その違いがありますか?

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コメント

親の顔色を見て、その意向に沿うのは無難ですが、
進歩も変化も有りません。
若いうちは反発するのもよし、年相応に自分の思考を持ち親に向かう、心に蟠りを持たないことの方が大事だと思います。
親は子を、子は親を見て育ちます。
一人一人に人格が有ります。素直な気持ちで生活することが一番良いと思います。

繁ちゃん、コメントありがとう。

なるほどー、
親の言いなりや、ご機嫌を窺っていてばかりでは、変化も成長も期待できない!

親子の間でも率直なコミュニケーションが大切であり、子は親を敬する気持ちが大事であり、親は子どもの人格を認めることが必要。

そして、素直・正直が人間としての一番の条件、大事な要素である、というのが繁ちゃんの考えですね。

では、我々より一回り上の先輩たちはどのような考えを持っているのでしょうか?

それが、今週のテーマです。

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