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2008年9月20日 (土)

「三人行」解説ページ

 「東さん、こんにちは。」
「佐川ですけど、お元気ですか?」
「仕事忙しいでしょうけど、1度、工場を覗きにいらっしゃいませんか?」

 突然の電話にびっくりした東田。
その声には聞き覚えがある。

 東北なまりで人の良さそうな声である。
その佐川が、東田らとともに請負として入り込んでいた企業を飛び出して、1年近くになる。

 「えっ、佐川さんですか。お久しぶりです。お元気ですか~。」
「突然何事です?」
と訝る東田。

 「そこの社長が変わったでしょう。」
「東さんは新社長とは合わんのでしょう。」と、佐川。

 んんっ、
どうして?何でそんなことまで知っているの?
と、心の奥でつぶやく東田。

 あっ、そうかっ!
山村さんやっ!!
山村さんと佐川さんは師弟の間柄やったんやー。

 その山村がリークしている?
と、感じた東田ではあったが、
「わかりました。今週末お伺いします。何時ごろまで工場にいらっしゃいますか。」
と答える東田。

 そして、その週末、
と、佳境に入ったところで残念!
紙幅の都合で、この続きはまた週明けに!

 ということで、その予告編としての論語の章を、『論語』 吉川幸次郎(著)  中国古典選3 朝日文庫 の「述而第七」から、引用を主に、多少の加工を施した訓読と現代訳、ならびに吉川博士の解説をお届けします。

 まずは、訓読、すなわち読下し文です。

(し)(いわ)く、
三人(さんにん)(あゆ)めば、必(かなら)ず我(わ)が師(し)(あ)り。
(そ)の善(よ)き者(もの)を択(えら)んで之(これ)に従(したご)う。
(そ)の善(よ)からざる者(もの)にして之(これ)を改(あらた)む。

 次にその意味、すなわち現代訳ですが、

孔子が言った。
3人で何かを行えば、必ず他の2人の言動から、自分の師とすべきものが発見されるであろう。
その2人の言動の中からよいものを選んで、自分もみならい、
また、そのよくないと思うものが自分にもあれば、人のふりを見て我が身を改める。

 続いて、吉川博士の解説です。

・「三人行」の「行」の字を、道を歩いていることとするのだけは劉宝楠(りゅうほうなん)により、それ以外は、全て新注によるものである。少し違った解釈もあるが、それでまずよろしいであろう。

・新注に引く尹焞(いんとん)は、前の里仁篇の「賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ずから省みる」をこの条と対応させている。

   <後略>

 このように吉川博士は述べておられる。

 う~ん、
「三人行」を3人歩めばかー?

 何か、少し引っ掛かる!
と、思い「角川新字源」を検索して見ると次のように記載されていた。

【三人行必有我師】さんにんおこなえばかならずわがしあり:三人でともに物事を行うときは、他人のよい点を見ればそれに従い、悪い点を見れば反省して改めるから、わが師となしうる人物は必ずいる。〔論・述而〕

 で、今回の現代訳は、吉川博士と「角川新字源」のいいとこどりをした。

 その訳は、人生は「歩む」ともいい、また、正しいことを行うことを「道を歩む」ともいうし、芳しくない言動を「道を踏みはずす」、というではないか!

 ならば、どちらもOKかっ!
と、考えた。

 では、あなたにお聞きします。

 あなたは、三人行えば、必ず我が師あり派ですか?
or、3人旅は1人貧乏派ですか
それとも、……。

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