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2008年12月18日 (木)

「聞くこと有るを恐る」解説ページ

Xmastree0812061 画像は秋田の友人からのプレゼントで、
クリスマスツリーです。

 わかったけん!
もうそれ以上言わんといてー。

 へぇー、
そうですかー。
もう少し教えてもろうてもいいですか?

 うーん、
そういわれても今の私には……。
また次に、あらためてお聞かせください。

などという言葉を聞く機会がある。

 かと思うえば、
「……。」
こんな返事もある。

 さて、その違いは何でしょうか。

 今日はその理由の一端がわかる話です。

 早速、『論語・』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫の「公冶長第五」より、引用を主に訓読(読下し文)とその現代訳、ならびに吉川博士の解説を読みやすく、わかりやすい形に加工してお届けします。

 まずは、訓読、すなわち読下し文です。

子路(しろ)
(き)くこと有(あ)りて、
(いま)だ之(これ)を行(おこの)うこと能(あた)わず。
(こ)れ聞(き)くこと有(あ)るを恐(おそ)る。

 次に、その現代訳です。

子路は、
教えを聞いて、
それを実行に移すことができない間は、
次の教えを聞くことを恐れた。

 続いて、吉川博士の解説ですが、次のことばのみでした。

勇敢な人物であった子路は、なにか教えを聞くと、必ずそれを実行に移そうとした。だから、1つの教えを聞いて、それを実行に移しえぬ間は、次の教えを聞くことを、ひとえにこわがった。

 では、他の「論語」の書籍は?
と、『論語現代に生きる中国の知恵』 貝塚茂樹(著) 講談社現代新書を見ると、現代訳に続いて次のような解説が付されていた。

言論よりも実行を尊ぶのが孔子の儒教の特色でありました。が、子路の決心はまことに涙ぐましいばかりです。
これにたいして孔子がなにを批評されたか、『論語』にそのことばが残っていません。
たぶん孔子はりっぱな心がけを見てすっかり感心されたにちがいありません。
孔子はこのひたむきな子路が大すきでした。孔子でなくても、だれでもすきにならずにはいられないでしょう。

 また、とある書籍(『朝の論語』 安岡正篤(述) 明徳出版社)には、子路について次のように書かれていた。

姓は仲、名前が由、仲由といふ人であります。子路はその字で、一に季路とも言われてをります。
孔子と同じく魯の国の人で、孔子とは九つ違ひ、九つ若い。門人中の最年長者であったらうと思はれる人でありますが、孔子と始終形影相従って、六十四歳で非業に亡くなった人であります。
野人肌で直情・径行の人間味豊かな人であります。

 ではではと、「角川新字源」を検索してみると次のように記載されていた。

【子路】しろ:前五四三―前四八〇。孔子のでし仲由の字(あざな)季路ともいう。勇を好み、信義を重んじた。のち衛の国に仕えたが、衛国のお家騒動にまきこまれ、人に殺された。

 うーん、
信義ねー、
角川新字源」を見てみると、次のように書かれていた。

【信義】しんぎ:うそを言わず正しいことをおこなうこと。

  おーぉー、
信=うそを言わない。
義=正しい行ないかー。

 では「広辞苑」では?

しんぎ【信義】:約束を守り務めを果たすこと。信を守り義をおこなうこと。あざむかないこと。

 おー、
信を守り義をおこなうねー。

 ではでは、「新明解国語辞典」にはどのように記載されているか?

しんぎ【信義】:いったん約束した事は、時間がたって環境が変わっても、その通りに実行すること。

 おー、
なるほどー。
子路らしいー。

3冊の本と3冊の辞書を見て納得!

子路の人物像が明確になるとともに、
この条の意味についても、腑に落ちた。

やれ、やれ~。

 では、あなたにお伺いします。

あなたが聞くことを恐れる要因のベスト3は何ですか?

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コメント

人間一度に幾つもの物事は出来ないとしみじみ思います。スキーで上手な方から一度に幾つかの指導をされても何も好くならず、一つ一つ教えても貰った方が上達した。頭で考えていると体がついて行かなく、出来るようになって初めて指導された事が理解が出来た。
私の考えはまずは基本を身に付け一つ一つ自分で努力する事。

繁ちゃん、
コメントありがとう!

困るなー、
週末土曜日に投稿予定のネタを先に書かれるとー(笑)

繁ちゃんは、手取り足取りスキーを教えてもらったのですねっ。
私は、転んで怪我をしながらスキーを覚えたけどー(笑)

仰るとおり、基本を身につけ、その人の体や能力にあったやり方が理想ですねっ。

それじゃー、週末は世の中の指導者といわれる人々が目から鱗の記事でも書きましょうかね~(大笑)

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