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2008年12月25日 (木)

「行己(おのれをおこなう)」解説ページ

Kumiiwamoto0812092 画像は秋田の友人からのプレゼントで、
岩本公水その2です。

 「公水」とは、公(おおやけ)の水、すなわち、全ての人々にはなくてはならないもの、公共の水になれ!という願いから?
それとも、公(きみ)の水、つまり、みんなに崇(あが)められるような水になるという思いからでしょうか。

 それはさておき、今年(2008年)に生まれた赤子の名前ランキング、トップ4は、
・男の子は、大翔、蓮、 悠斗、 悠人。
・女の子は、葵 、結衣 、陽菜 、凛
だとか。

 この現象を見る限りでは、TVやマスコミの報道が大いに関係していそうですね。

 蛇足ながら、「公水」は今年のランキング入りを果たしていませんでした。
が、今後の活躍次第ではトップ10入りの可能性も残されていますね。

 さて、
・恭介、恭一、恭二、恭三
・敬、敬介、敬一、敬二、敬三
・恵、恵一、恵二、恵三
・義介、義和、義人、義男
といえば、

一昔も、二昔も前の男性の名前ですね。

 では、これらの名前の出典?
と、思われる章を、『論語・』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫の「公冶長第五」から、引用を主に訓読(読下し文)とその現代訳、ならびに吉川博士の解説を読みやすく、わかりやすい形に加工してお届けします。

 まずは、訓読、すなわち読下し文です。

(し)、子産(しさん)を謂(い)えらく、
君子(くんし)の道(みち)(よ)つ有(あ)り。
(そ)の己(おのれ)を行(おこの)うや恭(きょう)
(そ)の上(かみ)に事(つこ)うるや敬(けい)
(そ)の民(たみ)を養(やしの)うや恵(けい)
(そ)の民(たみ)を使(つこ)うや義(ぎ)

 次に、その現代訳です。

孔子が、子産を批評して言うには、
子産には君子としての方向が四つあった。
自己の行動は慎重であり、
君主と長上に仕えるには敬虔であり、
人民を愛護するには恩恵があり、
人民を土木工事その他国家の公共事業に使役するのには法則があった。

 続いて、吉川博士の解説です。

・子産(しさん)とは、鄭(てい)のくにの王族であり宰相であった公孫僑(こうそんきょう)の字(あざな)であって、孔子よりちょうど一世代まえの、名望ある政治家である。

・ちょうど一世代まえというのは、子産が亡くなったのは、魯の昭公の20年、BC522年、であると、「左伝」に見え、そのとき孔子は、ちょうど30歳だからである。

・この条は、この先輩政治家に対する批評であって、「子、子産を謂えらく」の謂の字は、例によって批評の意味を含んでいる。

・君子という言葉は、すぐれた支配者という意味と、すぐれた人物という意味と、分ければ両様の意味を含んでいるが、ここでは両者をかねあわせた意味であろう。なお、子産に対する批評は、のちの憲問第十四にも、「恵人也」と見える。

・鄭(てい)というくには、孔子の祖国である魯(ろ)のくにと同じように、小国であった。
子産がそのくにの宰相として、内政と外交とに苦労した事蹟は、「左伝」にくわしく見え、かつそのある場所では、孔子のそれに対する批評をも、「左伝」は、しるしている。
くわしくは貝塚茂樹「孔子と子産」(河出市民文庫「中国のこころ」、また筑摩叢書「中国古代の精神」)を見られたい。

 ほぉー、
ここで、吉川博士から、貝塚博士の名前が出てきた。

 ではではと、アマゾンの書評を見てみるも、
・『中国のこころ』アマゾンへ
・『中国古代の精神』アマゾンへ
ともに絶版のようで、読者の書評には遭遇できませんでした。
(マーケットプイレスには何冊かあるようですが……。)

 では、ここであなたにお伺いします。
一国の宰相、すなわち、総理が自分の信じるところを断断乎と実践し始めたとしたなら、どのようになるのでしょうか?

 えっ、
もう少し卑近な話をせよっ!
ですか?

 では、では、
もし、あなたが、自分の信念に基づいて、自分の考えをドンドン実行し始めたなら、家庭や、企業の環境、周りの人々はどのような反応を示し始めますか?

   < 「行己」解説ページ 附録 >

 タイトルの字句を「角川新字源」で検索すると、次のように記載されていました。

【行己】おのれをおこなう:自分の身を行動させる。自分の行ないをする。〔論・公冶長〕「有君子之道四焉。其行己也恭」

 また、「ちょうど一世代まえの」云々という吉川博士の解説が理解できず、「角川新字源」に頼ってみました。

【一世】いっせい:①三十年。②世の中全体。③その世。その時代。④一生。

 おー、
一世代=30年。
納得ー。
ぐっすり眠れそう~(^_^)/~

 ちなみに、一昔まえといえば、10年でしたよねっ。

ではではと、「新明解国語辞典」を見ると、

ひとむかし【一昔】〔物すべて移り変わった「大昔」と違って〕物価の変動や子供の成長などが漠然と考えられる一時代前の過去。普通、今から十年くらい前を指す。〔古くは六十六年・三十三年・二十一年前を言った〕

と、記載されていました。

 じゃー、
オイラも古い !!!
かな ???

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