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2011年2月 4日 (金)

「三戒」解説ページ

1012063arashiyama  画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「気ぃつけやぁー」
と会話の途中でS社長がおっしゃる。

 その言葉に続いて、
「お前んとこの社長な、今からこうするけんの」と言いながら、
S社長は私の目の前で、自らの両手を大きく左右に広げた。

 そして、その両手をまぁるく円形にしたかと思えば、
やおら、自分の胸の辺りに何かを取り込む仕草をして見せる。

 そのあと意味深な笑みを浮かべたS社長は、
私の顔の表情をのぞき見る。

 なんで!?(笑)

 そのわけ(理由)を知りたい方は、続きを~♪

 ようこそ!(^^♪

 では早速、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選5 朝日文庫の「季氏きし第十六」からの引用を主に、私の「気づきと体験あれこれ」を。

 まずは、この章(季氏篇きしへん第7章)の訓読です。

孔子こうしわく、君子くんしに三つの戒いましめ有り。
わかき時ときは、血気けっきまだ定さだまらず。
れを戒いましむること色いろに在り。
の壮さかんなるに及およびてや、血気けっきまさに剛かたし。
れを戒いましむること闘たたかいに在り。
の老ゆるに及およびてや、血気けっきすでに衰おとろう。
れを戒いましむること得るに在り。

 次に、その現代役です。

孔子が言った。「教養人には、3つの戒めがある」
「若いときは、まだ血の気が定まっていない。
だから、色欲(男女間の情欲)を警戒しなさい」。
「壮年になると血の気が盛んになる。
だから、人と無用の争いをしないよう慎みなさい」。
「老境にさしかかれば血の気は衰える。
だから、物欲に注意しなさい」と。

 続いて、吉川博士の解説です。

・孔子の人間観察の深さをもっとも示す条である。

・「血気」とは、人間の生理の根本は、血液の運行によるエネルギーにあると意識しての言葉。

・「色」とは、むろん色欲。

・色欲は血気の発動であり、一概に否定すべきでないが、生理が不安定であるから、血気の過剰による色欲の失敗をいましめとせよ。

・「壮」とは三十台以後の壮年。

・血気方剛の「方」の字は、すべて状態が盛んな絶頂にあるのをいう副詞。
この時期に警戒すべきものは「闘」、すなわち、喧嘩。

・老人になれば、生理がおとろえ、能動の部分が少なくなるとともに、受動的な利益を欲しがる。
つまり警戒すべきものは、貪欲。

 お分かりになりました?
私に対するS社長の忠告の意味と笑みの理由が。

 えっ!?
「『お前の所の社長は、なんでもかんでも自分の懐に取り込む年齢になったので、気ぃ付けや!』
と注意(忠告?)を受けた、ということはわかったけど…。

何で、S社長は意味深な笑みを浮かべたのや!?」ですか~。

 う~ん、
何で、でしょうかねぇー(笑)

・ 「おまえの立場(役職)になると、『善管注意義務(善良な管理者の注意義務)』 があるということをお前は知っとるか?

・ おまえは知らんやろうけど、わしはお前ん所の社長が
「ポケットナイナイ」しとる事実を知っとるぞ!

・ わしもお前ん所の社長と同世代・年齢や!
この歳になるとなんでもかんでも自分のものにしとうなってのー…、
と自らの胸の内、気持ちが脳裏をかすめ、その感情が発露した?

などなど、S社長にはさまざまな思いや考えがあってのこと、
発言(忠告?)だったのでしょうかねぇー。

 えっぇー、
それで、どうなった!?
ですかー。

 それはまた後日のお楽しみです!(笑)

 では、いつもどおり、「角川新字源」にてタイトルの語句他を検索してみることに。

【三戒】さんかい 三つのいましめるべきこと。年少のときの色欲、壮年のときの闘争、年老いてからの物欲。〔論・季氏〕

【血気(氣)】けっき ①血と、いき。生命。②血のけ。激しやすい気立て、〔論・季氏〕「少之時,血気未定、戒之在色」 

 う~ん、
ここでやめておけばよかったものをー!(笑)

 引き続き、同書(『角川新字源』)にて、
【方】を検索すると、「まさに。ちょうどそのときに。いま。」
という意味が記載されており、

「すべて状態が盛んな絶頂にあるのをいう副詞」という
吉川博士の解説とは多少のニュアンス(意味)の違いはある。

 しかし、それでもまぁー、誤差の許容範囲内!?

 次に、「『壮』とは三十台以後の壮年」とおしゃる
吉川博士の言葉を信じて?(笑)

【壮】ソウ を検索すると、その意味②として、
「わかもの。としざかり。三十歳、また、三十歳前後の男。」と。

またまた多少、相違する。

 そこで、「壮」の年齢に関する熟語を見ると、以下の通り。

【壮歳】そうさい =【壮歯(齒)そうし・壮年そうねん・壮齢(齡)そうれい】働きざかりの年ごろ。三十歳ごろ。

 では、【少】は?
と検索してみるも残念!

「わかい」とか、「わかもの」という字句(意味)は見えるものの、
【壮】のように年齢を特定する字句も、また熟語も見当たらない!

 なんで!?(笑)

 ちなみに、『広辞苑』にて、「三戒」を検索すると次のように。

さんかい【三戒】①[論語季氏]青年の時は女色、壮年のときは闘争、老年の時は利得を戒めよとの三つの戒。

こちらのほうが、よりわかりやすい!?
ようですね。

 では、あなたにお伺いします。

あなたの三戒、すなわち、「3つの戒め」は何です?

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