リンク集

« 「伐善」解説ページ | トップページ | 「老者」解説ページ »

2011年8月19日 (金)

伐善(ばつぜん)

11071702nikkokisuge画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 さて、タイトルの「伐善」とは、
音読は「ばつぜん」ですが、
訓読は、「善ぜんに伐ほこる」。

 また、その意味は次の通りです。

・「自分のよい点をほこる」(『角川新字源』)
・「善事をして、それを自分の手柄と思うこと」(『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫「公冶長篇こうやちょうへん」第26章)
・「善いことを自慢する」(『論語』 金谷 治〈訳注〉 岩波文庫)
・「己の能くするところ(材能ざいのう)を誇る」(『論語新釈』 宇野哲人〈語釈〉 講談社学術文庫)
・「善行を誇る(自慢する)」(『論語現代に生きる中国の知恵』 貝塚茂樹〈著〉 講談社現代新書)

 「なにっ! それがどうしたんや!?」 
「おまえ、何が言いたいや…?」
ですか~。

 はい、善ぜんに伐ほこる!(笑)

つまり、あちこちの図書を調べて、書いてますよ!
ということを言いたいだけなんですが~(笑)

 いえ、いえ、それはタテマエ、本音は本文に入る前の枕であり、
以下の記事を書くための単なる導入文です(^^♪

 過日、「無憾むかん。うらみなからん」という記事にて、詳しくはこちら
メーカー製品といえども信用ならない!

つまり、不良・欠陥品が市場に出まわっている!
という事実を知った(気づいた)私は、それ以降、
「んんっ? ひょっとして、またメーカー製品の不良?」
と考える癖、習慣がついた。

 そんな視点に立つと、それ〈不良品〉は、不良隠し、隠蔽体質で有名なP社のみならず、F社製品においても、またT社製品においても、頻繁に遭遇する機会を得ることになるのであった。

 それらのすべてについて、いちいち詳細に、また克明に記録・整理した事実を公開するのは、この記事の趣旨にそぐわない。

 そこで、以下の2例についてのみを掲載することに。

 まずは、F社の「○リレー」について。

 この「○リレー」など、様々なパーツ(機器・部品)を、自社工場にてアセンブリ(組立配線)した最終製品を出荷後に、顧客から「電気が点かない」というクレームが舞い込む。

 最終製品の出荷前に、自社工場にて全製品の動作試験をする。
その際には何の異常も検出されていない。

 ちなみに、この「○リレー」についても、何度か、工場内での出荷前自主検査にて、不適合品を検出した記録と記憶はある。

 その都度、メーカーに送り返し、メーカーの工場にて、当該製品を調査しても、「異常なし」で返ってくる。

 そんなやり取りを続けて3度目!
堪りかねた私は、不良品の発生と同時に、メーカーの代理店に電話する。

担当者を呼びつけ、目の前で通電テストをして不動作を確認させる。
その不良品を代理店経由でメーカーに送り返し、報告書を要求する。

 しかし、メーカーの工場から届いた回答(報告書に記載されている文字)は、「異常なし」。

 そんなやり取りも4度目。
ついに、「異物が混入していました」
という報告書が、メーカーから届く。

 しかし、菓子折りは届かない!(笑)

 こんな経緯を、何度か繰り返した「○リレー」ではあった。
が、それらをアセンブリーした最終製品には異常なし!
と自信を持って出荷した最終製品にクレームが…。

 そんなクレームが月に3度も来れば、
F社製の「○リレー」を疑わざるを得ない。

 そこで、代理店に電話をする。
すると、その代理店にメーカーから出向で来ている幹部が言う。
「現地へ同行します」と。

 その現地までの道中、車中にて私が知った事実は、
F社と競合するP社が、密かにスイッチ部品を新たなものに取替えた製品を出荷している。

それによって、F社製の「○リレー」と、P社製のスイッチとの組み合わせでは、不動作を引き起こす要因(事態)をつくり出していた。

 この事実を知ったF社は、後日、「○リレーは、P社製のスイッチにマッチングする製品に変更したので、もう大丈夫です。」

「安心して○リレーを拡販してください」という社外秘文書を、
全国の各営業所に配布していた。

 こうして、○リレーを製造販売するF社と、スイッチ部品と自社製の「○リレー」を全国的に、かつ圧倒的(8割以上)に販売するP社との間で、数年間にわたり、水面下での攻防が続いた。

 その結果(決着)は、「弊社は、○リレーの市場から撤退します」。
「今後はP社製の○リレーをご採用ください」
と後日(1年後に)、F社から代理店を経由しての申し出があった。

 この想定外の事態にに困惑した私は、
早速、D社の代理店経由にて、D社に確認した。

その回答は、「うちは、どこまでもP社に対抗します」。
「安心してご採用ください」と。

 この差、F社とD社の違いは何!?

 いまひとつは、T社とその代理店との会議の席上での話。
つまり内輪の話。

 「T社製の産業機器に、不良品が多発している!」
「これでは、安心して拡販ができない」
と代理店のU所長が噛みつく。

 「S社(筆者がかつて勤務していた企業)より、K社の方が、圧倒的に、当社製品の採用実績〈過去の販売金額=出荷量)がある(多い)」。
「そのK社からは、何のクレームも届いていない!」
とT社の営業課長、Tさんはのたまう。

 この内緒の話を、後日耳にした私は、
「こりゃ、ダメだ」と思い、即刻、T社製品の不採用を決断した。

 えっ、「どうして?」ですかぁー。

 それは伐善!
 
つまり、メーカーにも、また代理店に対しても、善いことをしている!
と私は誇って(自負して)いたのですから~(笑)。

具体的には、「T社製品=ボロ(不良品が多い。粗悪品)」という顧客イメージを、「T社製品=安心・安全。最良品」へと変容させるために、孤軍奮闘、つまりひとり尽力していたかつての私の勤務先と私に対する、それは否定なんですから~。

 製品は一朝、一旦で変えることができる(その気になれば!)。
しかし、その企業の社員を、一朝一夕で変容させるのは至難の業。

このような考えの人が巣くうT社に、
良い製品などできるはずがない!
と私は判断(決断)したからです。

 では、あなたにお伺いします。

 あなたが、「善い行い」と思っている行動を否定されたとき、
あなたはどうします?

« 「伐善」解説ページ | トップページ | 「老者」解説ページ »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 伐善(ばつぜん):

« 「伐善」解説ページ | トップページ | 「老者」解説ページ »

2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ