リンク集

« 霰女房 | トップページ | 道聴塗説(どうちょうとせつ) »

2011年10月21日 (金)

「道聴塗説」解説ページ

1109015kitamaebune 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 昨日、'07年9月8日(土)に投稿した記事、
「人焉廋哉ひといずくんぞかくさんや」に、
次のようなコメントを頂戴した。

奥が深くて興味が尽きない内容に心が踊ってしまいます。ありがとうございました。

 このコメントを拝見した私は、

 おぉ~、うれしいぃー(^^♪ 
私の拙い記事に、「心が踊る」とは!

 心が踊れば、どんな行動の変容が起きるのだろう…?
お聞きしたい(教えて欲しい)なぁ~♪

と感じたその一方で、

 う~ん、
このコメントを額面通り受け取っていいものだろうか?

 もし、言外の言葉があるとすれば、
この言葉の裏には何が廋かくされているのだろう…?

 んんっ、ひょっとして!?

「明日は記事の投稿日でしょ!」
「サボるな、ズルするなよ」というメッセージが…?(笑)

などなどと、私は思案投首した。

 そして、そうこう考えているうちに突然!
おっ、そうか!

アラレは地上に落下すると、ボレロでも踊るかのように、
軽快に、ポンポンと飛び跳ねる。

 なるほど、そうかぁ~♪

「霰女房」が私のお気に入りになったそのわけは、
私の無意識の中に、「リズミカルな軽快さ」に対する思い入れが廋かくされていたのかぁ~(^^♪

 ちなみに、私は「霰女房」の記事を書くことによって、オートクライン(autocrine 自己分泌)、つまり、「霰女房」=「アサーティブネス(アサーション)、すなわちアサーティブな女房」という気づきが自ら生まれた。

 そして昨日は、読者のコメントからパラクライン(paracrine 傍分泌)、つまり読者の言葉によって、「霰女房」=「軽快でリズミカルな女房」という気づきが引き出された。

 それと同時に、「心が踊る」という読者の言葉に、私の心は刺激を受けて踊り始め、タイトルの熟語が出てくる記事を書くことに~(^^♪。

 ちなみに、以下の論語の一章は、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選5 朝日文庫の「陽貨ようか第十七」第14章からの引用が主。

 ますは、訓読です。

わく、
みちに聴いて塗みちに説くは、
とくを之れ棄つる也なり

 続いて、その現代訳です。

孔子が言った(先生の言葉である)。
「道端で聴きかじったことを、すぐに途中で誰かに話すのは、
徳を棄てるものだよ」と。

 次に、吉川博士の解説です。

・道ばたで聞きかじったことを、自分の説のような顔をして、道ばたですぐに演説するのは、道徳の放棄である。

・前条と同じく爽快な言葉である。

・「塗」はすなわち「途」の字であり、意味は「道」と同じ。
意味の同じなのに応じて、音も同じくt-で始まる。

・「道」といい「塗」というのが、比喩的ないいかたであることは、いうまでもない。

 う~ん、
いまいち、理解しづらい!

 えてして、「爽快な言葉」というのは、
何かが省略されている可能性が高い!

 そこで、『角川新字源』にてタイトルの語句を調べてみることに。

【道聴(聽)塗説】どうちょうとせつ 道で聞きかじったことを、すぐ知ったふりをして道で他人に話すこと。学問が身についていないこと。転じて、根拠のないことば。デマ。〔論・ 陽貨〕

 んんっ、この辞書には、「徳之棄也(徳とくを之れ棄つる也なり)」の意味が記載されていない!

もっとも、根拠のない言葉やデマを吹聴する人は、徳之棄(徳を之れ棄てる)こというまでもないのであるが…。

 そこで、他の論語の本を見てみることに。

 それ(『論語新釈』 宇野哲人(著) 講談社学術文庫)によると、まず次のような前提が廋かくされていた。

「天下の善言ぜんげんは皆わが徳の資である。故に、これをよく聴いて、よく考え、身につければ、己の徳になる」

 また、「塗みちに説く」とは、
「これをそのまま前途ゆくさきで話して終わりというのでは、これをよく考えて、身につけようとはしないのだから、自分のものとはならい」という言外の言葉が廋かくされている。

 かように、耳に快く響く言葉には、ご用心、ご用心!

 おっ、
では、我が身を振りかり、
昨日頂戴した冒頭のコメントには、他にどんな言葉や前提が…(笑)

 では、あなたにお伺いします。

 あなたは道聴どうちょう、つまり、見聞きした知識や情報を、
どのようにして、消化(あなた自身のものに)しています?

« 霰女房 | トップページ | 道聴塗説(どうちょうとせつ) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「道聴塗説」解説ページ:

« 霰女房 | トップページ | 道聴塗説(どうちょうとせつ) »

2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ