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2011年11月21日 (月)

「三畏」解説ページ

11101407kawaragejigoku 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 あなたがコワイものは
地震、雷、火事、親父…?

それとも饅頭でしょうか?(笑)

 えっ、女房!
では、後の2つは…?

ということで、今日のテーマは「三畏さんい」。

 早速、次の論語の一章からはじまり、はじまり~♪

まずは、訓読です。

孔子こうしわく
君子くんしに三つの畏おそれ有り。
天命てんめいを畏おそれ、
大人たいじんを畏おそれ、
聖人せいじんの言げんを畏おそる。
小人しょうじんは天命てんめいを知らずして畏おそれざる也なり
大人たいじんに狎れ、
聖人せいじんの言げんを侮あなどる。

 次に、その現代訳です。

孔子が言った。
教養のある人は以下の3つのものをおそれ敬う。
①天命(天の命、すなわち使命・運命)
②徳の高い人
③聖人の残したことば
一方、教養のない人は天命を意識しないからおそれはばからない。
徳の高い人に対してもなれなれしく、
また聖人のことばも軽んじる。

 続いて、吉川博士の解説の一部です。

・「畏」の字は「おそる」と訓ずるが、ここでは恐怖の意味ではない。敬虔の情をもってそれに対することである。

・「天命を畏る」。この世界には、合理的な法則が流れており、それは合理的であるゆえに統一を保ち、人間にとっては可解である。

その意味では天の与える使命として理解される。

それとともに、人間の世界には、統一した法則からはずれたような、不可解な事柄が起こるが、それをも結局人間は、天の与えたものとしてうけとる。

その意味では天の与える運命である。

かく使命とも感ぜられ、運命とも感ぜられるものを、綜合した観念が、天命である。

・いいかえれば、人間のもつ可能性と限界、そのいずれも世界の意志であると感じたときに、それを「天命」とよぶ。

・「大人」の語は、ここのみに見え、解釈が二つに分かれる。

すぐれた道徳者とするのが第一説。
高い身分の人とするのが第二説である。

古注は第一説であり、「易えき」の「文言伝ぶんげんでん」に、「夫れ大人なる者は天地とその徳を合す」云々とあるのを証拠とし、すなわち聖人と同義であるとする。

しかし、それでは次の「聖人の言を畏る」と重複を嫌うので、大人は高位の人という第二説が生まれている。

・「聖人の言を畏る」とは、書物に記載された古代の聖人の言葉とする。

・大人と聖人は、天命のこの世における媒介者であるから、天命を畏敬する以上、それらを畏敬すべきであると、新注は説いている。

(『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選5 朝日文庫 「季氏きし第十六」 第6章から引用)

 あれっ!?
女房も饅頭も、
それに地震、雷、火事、親父もお呼びでない!

 う~ん、困ったぁ~♪

困ったときの神頼み、ならぬ、『角川新字源』頼り!
タイトル他の難解な語句をまずは調べてみることに。

【三畏】さんい(ゐ) 君子のおそれはばかる三つのこと。〔論・季氏〕「君子有三畏、畏天命、畏大人、畏聖人之言」

【天命】てんめい ①天の命令。天が人に授けた本性や賢愚や吉凶など。[論・為政]「五十而知天命」②運命。③自然の寿命。

【天命之謂性】てんめいこれをせいという 天が人にこのようであれと命じあたえたものを性という。〔中庸〕

【大人】たいじん ①徳のある者や地位のある者。②土地の長老。名門の人。③長上に対する敬称。父・母・伯父・叔父や、人の父母などを大人と呼ぶ。

【聖人】せいじん ①知徳のすぐれた最高の人格者。ひじり。聖者。②天子の尊称。③清酒の別名。

【聖】せい 耳と音符呈テイセイ(正しく知る意→貞テイ)とから成り、神の声を正しく聞き知る人、ひいて、知徳のすぐれた人物の意を表わす。

 う~ん、私のさがしものはここにもない! 
グリコ(お手あげ)?

 んんっ、「易えき」…。

たしか…、易経の「革かく」の卦か(け)
「九五」の爻辞こうじには「大人」が、
そして「上六」には、「君子」と「小人」に関する四字熟語が!

 ではではと、再び『角川新字源』をめくってみることに。

【大人虎変】たいじんこへん 徳の高い者が新たに王となれば、とらの皮が夏や秋に毛がぬけかわるように、天下の文物があざやかにあらたまること。〔易・革〕

【君子豹変】くんしひょうへん 徳のある人があやまちを改めるときは、豹の皮のまだらなもようがはっきりしているように、ただちに善にうつる。君子が善にうつることの非常にはっきりしていること。〔易・革〕

【小人革面】しょうじんかくめん ①小人(庶民。無位無徳の人)は顔つきをあらためて君主に従う。〔易・革〕「君子豹変、小人革面」

 おっ、革面!
面を革あらためよかぁ~(^^♪

 なぁ~るほど!

小人は天命(短く・わかりやすく・肩の凝らないように)を意識せず、
また大人に対してもなれなれしく(吉川博士の著書を無断でパクリ)
聖人の言を侮る〈孔子の言葉に対する知識が不足している上に、敬虔の情までも足りない〉!

それで「革面、つまり、「過ちを改めよ!」
という天の「命」かぁ~…(^^♪

 ならば、あらためて「気づきと体験あれこれ」を!
と気づきはしたものの…、残念!

紙幅の都合でこの続きは後日のお楽しみ。

 では、あなたにお伺いします。

 あなたがおそれつつしむ3つのこと、
すなわち、あなたの三畏さんいは何でしょうか?

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