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2012年2月10日 (金)

「取材」解説ページ

Ranten1202091 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 その彼は、
「退院後の10日間はしっかり養生して、
今週からエンジン全開で」蘭展に行ったとか。

 ちなみに彼は、今回の手術の体験知として、
「皮下脂肪を溜めないよう心掛ける」
必要性を学んだ(痛感した)と。

 それを聞いた私は早速メールにて、
彼に以下のような取材をすることに…。

「皮下脂肪を溜めない」ために留意することは、

1.過食、つまり食べ過ぎ厳禁!
2.適度な運動をすること。
3.自宅の掃除と雪下ろしを楽しむこと。

そして、そのあとは何でしょうか…? 
と尋ねた。

 さて、その答えは!?

しばし保留して、先に「取材」という熟語の意味を
あなたと共有することに…。

 早速、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫の「公冶長こうやちょう第五」 第7章からの引用を主に、始まりはじまり~♪

 まずは、訓読です。

わく、
みちおこなわれず、
いかだに乗りて海うみに浮かばん。
れに従したごう者ものは、其れ由ゆうなる与
子路しろれを聞きて喜よろこぶ。
わく、
ゆうや勇ゆうを好このむこと我れに過ぎたり。
ざいを取る所ところからん。

 次に、その現代訳です。

孔子が言った。
「私の理想とする道徳の政治が行なわれない。
いっそ、筏に乗って海外へでも行こうか…。
その際、私についてくるのは由(子路)であろうよ」と。
弟子の子路(由)がこれを聞いて喜んだ。
孔子は言った(たしなめた)。
「由よ、お前が勇ましいことを好むのは、私以上だね。
だが、材料をどうやって取り揃えるというのだね」と。

 続いて、吉川博士の解説の一部です。

・はなはだ有名な一章である。

・孔子は、理想と現実との矛盾に苦しみぬいたあげく、はなはだ放恣な空想を描くこともあったように思われる。
子罕篇しかんへん第九では、子九夷きゅういに居らんと欲す、といい、ここでは桴いかだに乗って海に浮かばん、という。

・内陸をのみ往来した古代の中国人にとって、海は晦くらい世界の果てであったとともに、やはり自由解放を意味する空間でもあったであろう。

そうした放恣な空想の中で、一しょにいかだに乗る人物として、まず浮かび上がるのが子路であったのも、充分にうべなえるし、いつもは謹厳な先生が、こうした強烈な空想を発することもあり、かつその空想の中にいだかれたのが、他の弟子に先んじて、自分であったことを知った子路の喜びも、想像にあまりある。

しかし、孔子から見れば、子路の心理はやはり過度の心理であったのである。

・おもしろいのは、勇を好むこと我れに過ぎたり、であって、これによれば、子路ほど過度でないけれども、孔子もまた勇気を好んだことになる。

のちの憲問篇けんもんへん第十四には、仁者必ず勇有り、という言葉が見える。

・なお無所取材の材の字を、材木の意味に読むのが、普通の説であるが、古注にあげた別の説では、材は同音の哉と同じであるとし、取る所無き材かなと読ませている。

 おっ、
「取材」とは、
読んで字の如く、材を取ること!?

 ではではと、いつも通り、『角川新字源』にて確認することに。

【取材】しゅざい ①材料を取る。〔論・公冶長〕「無所取材」②一説に、材は裁の仮借かしゃで、取裁は、物事の道理をよく考える。③一説に、材は哉さい(かな)の仮借で、「無所取哉」と同義という。

 んんっ、
材とは、「裁」と「哉」!?

 う~ん…、
で、『論語』 岩波文庫 金谷治(訳注)を見てみることに。

すると、以下のような言葉が!

*材を取る――新注では「取り材はか(裁)る」と読む。「材」を句末の助字「哉」と同じと見るほか、異説が多い。

*いかだの材料はどこにも得られない――わざと戯れて子路の無分別をたしなめた(古注)。新注では、「道理をとりはかることがない。」と直接に子路の無分別を指摘したとする。

 おっ、おぉ~
では、冒頭の彼も…。

すなわち、私の愚問をたしなめるために、
「わざと戯れて」蘭展の写真のみを、その答えとして送ってきた…?

 それとも、「人に聞かずとも、物事の道理をよく考えれば、自ずとわかることよ。」

「まぁ~、ゆっくり蘭の花でも見て、自分で考えてみぃやぁ~」と、
彼は、私の愚問、つまり無分別を指摘した!?

 う~ん、
参ったぁ~(^^♪

 では、あなたにお伺いします。

 あなたがこれまで体験したなかで、「参った!」と感じた(思った)のは、誰とどんな(何を)やり取りしていたときです?

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コメント

理想と現実は矛盾している。
子供の頃大人は言ってることとする事が違う。
社会でも矛盾だらけ、思うように行かないのも社会
それでも社会は成り立っていける面白い世界。
話は変わるが、嘘も方便と言うように、言って良い嘘も有る事と同じのような気がする。

シゲちゃん、コメントありがとう~(^^♪

はい、理想と現実の間にはギャップがありますねー。

そして、そのギャップを埋めるために、目標を設定し、
アクション・プランにしたがってゴールを目指す!
という楽しみが、人間にはあるのですねぇ~♪

また、純粋な子どもほど、大人の言うこととすることが一致していない現実を見聞きして、反撥するのですねぇー。
まるで、幼い頃のシゲちゃんのように!(笑)

えっ、なに!?
「エンジン全開」も、
また「皮下脂肪を溜めないよう心掛ける」のも
「嘘も方便」で、「言って良い嘘」!?

すなわち、理想! つまりは目標…?(笑)

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