リンク集

« 用心(ようじん) | トップページ | 致命(ちめい) »

2012年4月 7日 (土)

「致命」解説ページ

201203126 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 おまえの文章には
致命的な欠陥がある!

主語が不明確で、
登場する人物や主役が明確でない!

だから、面白くもまた可笑しくもない!

などというらぶれた~を頂戴した日には、
「致命傷も随分安うなったもんやなぁー…」
と私は思う。

たとえ、そのように私は思ったとしても、、

「オレはこの国の危急存亡を憂え、
命を致して(授けて)いるというのに…」とか、

「燕雀えんじゃくいずくんぞ鴻鵠こうこくの志を知らんや!」

などという寝言など私は間違っても吐かない!

「ありがとうございました」
と、ただ一言、お礼を述べるのみ…?(笑)

 ということで、今日の気づきと体験あれこれは、
「致命」という語句の意味とその用例について。

 早速、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選5 朝日文庫の「子張しちょう第十九」 第1章からの引用を主に、始まり、はじまりぃ~♪

 まずは、訓読です。

子張しちょうわく、
は危あやうきを見ては命めいを致いたす。
るを見ては義を思おもう。
まつりには敬けいを思おもう。
には哀あいを思おもう。
れ可なるのみ。

 次に、その現代訳です。

子張が言った。
士(紳士)は国家の一大事に際しては命も投げ出す。
また利得を前にしては道義(正義)を考え、
祭りには敬いつつしむことを思い、
喪に際しては、悲しみを思う。
それでこそよろしい。

 続いて、吉川博士の解説の全文です。

・「危うきを見ては命を致す」とは、国家の危機に際会しては、生命をささげる。

また利得に際会すれば正義を思念して、利得を得てよいかどうかを検討する。

祭りにあたっては、祭りの一番重要な要素である敬虔を思念し、
喪には、最も重要な要素として、哀を思念する。

そうであってこそよろしい。

・皇侃おうがんの「義疏ぎそ」に、これは政府にいる「士」、すなわち官吏のこととし、古代の制度として、祖先の祭祀さいしは、「士」にしてはじめて可能であったと、「祭りには敬を思う」について説くのは、傾聴すべき説である。

 おっ、
「致命」という語句は
「命を致す」と読み下す(訓読する)!?

そしてその意味は、生命をささげる…?

 では、ではと、いつもどおり
角川新字源』にて再確認してみることに…。

【致命】ちめい ①身命をささげる。〔論・子張〕「士見危致命」②命にかかわる。「致命的」「致命傷」③命令を伝える。

 おぉ~、
よかったぁー…♪

「致命」には、冒頭に記したような2通りの意味と
「命令を伝える」という3つの意味があったんやぁ~。

 やれ、やれ…、
と私は安堵の胸をなでおろしはしたものの、

他の熟語、たとえば、「思義」「思敬」「思哀」などと、
この章の漢文(音読)の語句を上から順に検索したものの…、
残念!

同書(『角川新字源』)には、私が求めるこれらの語句とは
遭遇できず、次のような語句が。

【見危致命】あやうきをみてめいをいたす 国の危急を目にしては、命をささげてこれを救う。〔論・子張〕 同義語:見危授命

 おっ、
致命=授命!?

そこで再度、『角川新字源』にて、検索した結果は次の通り。

【授命】じゅめい 生命を投げ出す。
        〔論・憲問〕「見利思義、見危授命」

 では、あなたに質問です。

 あなたが考える「致命」、
すなわち、あなたが命をも投げ出すほどの危急とは…?

 えっ、
命あっての物種!

そんなもんあるか!?
ですかぁ…。

それが…、あるんですねぇ~♪
一生を賭して悔いることない、企業が!

« 用心(ようじん) | トップページ | 致命(ちめい) »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「致命」解説ページ:

« 用心(ようじん) | トップページ | 致命(ちめい) »

2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

最近のトラックバック

無料ブログはココログ