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2012年5月12日 (土)

「思無邪」解説ページ

201205012sakura 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「いかんわぁー…。」
「93回も叩いたんじゃあー…」。

「サービス・ホールのダブル・パーがなぁー…」

「それに…、最後のロング…。」
「第3打でグリーン周りまで来てるというのに…、
そこから6つも…」。

しきりに反省の弁、
否、後悔の念を口にするKさん!

という話はひとまずお預け!(笑)。

 今日の記事は、タイトルの語句が出てくる
論語の一章のご紹介。

 早速、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫の「為政いせい第二」 第2章からの引用を主に、始まり、はじまりぃ~♪

 まずは、訓読です。

わく、
三百さんびゃく
一言いちごんって之れを蔽おおえば、
わく、思おもい邪よこしま無し。

 次に、その現代訳です。

孔子が言った。
「詩経の三百篇の内容、
これをひとことで表現するとすれば、
純粋(一切の邪念なし)の一言に尽きるであろうよ」。

 続いて、吉川博士の解説の一部です。

・「詩三百」とは、「詩経」のことである。

・今の「詩経」には、305篇、またもし題名だけであって本文のないものもあわせ数えれば311篇の、詩が収められているが、端数を切り捨て三百といったのである。

・さて、三百何篇からの「詩経」の詩、そこにはむろん、さまざまの内容をもつものがあり、全部の句数は、7195句に達するが、
もしそのなかからただ一句で、全部の性質を、蔽い得るものをえらぶとすれば、
おしまいの「魯頌」の巻に見えた「駉けい」という詩、

それは、魯の僖公きこう(BC659―627在位)といって、
孔子から、150年ばかり前の、魯の君主をたたえた詩の中に見える一句、
思無邪、感情の純粋さ、という句であるであろう、
と、それが孔子の詩に対する評価であった。

・詩と音楽との尊重が、孔子の教育の一つの特徴であった。
そうして孔子が、教科書としてえらんだ詩三百篇の、半ば以上は民謡であり、
奔放な恋愛をうたった歌、人生の苦悩をうたった暗い歌、なども含むが、
それらの詩をも、みな純粋な感情の上に成立したものとして、孔子は尊重したことを、この章は示す。

・ただし、もとの「駉けい」の詩のなかにおける、思無邪の一句は、
孔子がここでつかった意味とは、少し意味がずれているようである。

孔子は、いわゆる断章取義、すなわち詩の原意にこだわりなく、自分が言いたいと思う意味を表現するものとして、この句を利用したものであろう。

・また、一言以蔽之、の蔽の字を、to coverの意に解したのは、
朱子が、蔽は猶お蓋のごときなり、という説をとった。

古注の、蔽は猶お当のごときなり、というのは、意味がつかみにくい。

また蔽は断なりと、訓じ、ただ一句だけで全体を切断裁定すれば、と解する説もある。

 おっ、
「詩三百しさんびゃく
一言以蔽之いちごんもってこれをおおえば
曰、思無邪いわく、おもいよこしまなし」。

 じゃあー、
冒頭のKさんの
「後悔(反省?)の弁、
一言以って之を蔽えば、
思い邪よこしま有り!?」(笑)

 ちなみに、タイトルの語句を『角川新字源』にて
検索した結果は以下の通り。

【思無邪】おもいよこしまなし 心に邪悪がない。心が純真である。〔論・為政〕「詩三百、一言以蔽之、曰、思無邪」

 そして、吉川博士の解説にある
「断章取義」とは、いいとこ取り!?(笑)

つまり、自分に都合のいい解釈をするための引用…?

 ではではと、その真偽のほどを
角川新字源』にて調べてみれば、次のように…。

【断章取義】だんしょうしゅぎ 詩や文章の一部分を切りはなし、全体の意味を考えないで、そこから自分のつごうのよい解釈を採用すること。〔中庸・疏〕

 んんっ?
「断章取義」とは…、

な~んか、
オイラの記事のよぉ~…(笑)

すなわち、私の記事は、
一言以蔽之いちごんもってこれをおおえば
断章取義!?(笑)

 では、あなたに質問です。

 あなたは、この一章(為政篇いせいへん第二 第2章)から
何(どんなこと)を感じました?

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コメント

邪念がないという解釈が多いですが、全ての思いは邪とも解釈できますか?

Timothyさん、
コメントありがとうございます。

はい、
純(pure)な心を失った(損得勘定で動くなど、
世間の垢が身にしみついた)大人の、

大多数の心の中には、
「思い邪(よこしま)有り」!

と、私は考えるのですが…。

Timothyさんの思い・お考えは?

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