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2013年4月 7日 (日)

諂(へつらい)

1303043 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 私は上司に対して礼を尽くした
つもりであったが…。

その私の行為を、人伝えに聞いた同僚のHさんは、
私が上司に諂へつらっているかのようにおっしゃる。

 では、「諂へつらい」とは?
と『論語』吉川幸次郎(著) 朝日文庫を見ると以下のように。

子曰、非其鬼而祭之、諂也(為政第二 第24章)
(子わく、其の鬼に非あらずして之れを祭まつるは、諂へつらい也なり

自分の先祖の霊魂でもないのに、その祭りをするのは、いやしむべき卑屈なおべっかである。

 う~ん、
ということは…。

自分が尊敬していない上司の運転手役を買って出る行為は、
たとえ、一時のことであったとしても、それは賤しむべき
卑屈なご機嫌とりだったのであろうか…。

 では、尊敬する上司の送迎役を引き受ける行為は…?

 また、惚れた女性の送り迎えをする行為も
へつらいなのであろうか…。

 この私の問いに対する
あなたのお答え・お考えは…?

 ちなみに、私はそれを無償の「愛」だと考えるのですが…、
といえば、少し、キザでしょうかねぇー。(^_^;)

 では、孔子はどのように(述べているのであろうか)…? 
と、再び論語を見てみると…。

子曰、愛之、能勿勞乎(憲問第十四 第8章)
(子わく、之れを愛あいす、能く労ねぎろうこと勿からん乎
愛するというからには、ねぎらい、いたわらずにおれようか。

 さらに、孔子は次のようにも!

君子學道則愛人(陽貨第十七 第4章)。
君子道を学べば、則すなわち、人を愛す。

 大部屋で、専務と常務が反目し合っていれば、
周りの人々は「この会社の先行きは…?」
と不安に駆られるであろう…、

と考えた私は、無用な争いを避けるためにも、
上司に礼を尽くす、つまり、当たり前のことを
当たり前にしたつもりであったのだが…。

ところが、私のその行為・行動には「愛がない!」
と見抜いたHさんは、それは諂へつらいである!
と喝破するかのようにおっしゃる。

 う~ん、
参った!(^_^;)

 では、あなたにお伺いします。

あなたのその行為・行動には愛があります?
それとも…、単に、何かを意図したご機嫌取りなのでしょうか…。

       <諂へつらい 附録>

子曰、事君盡禮、人以為諂也
(八佾はちいつ第三 第18章)

わく、君きみに事つこうるに礼れいを尽くせば、
ひとって諂へつらえりと為す也なり

 この八佾はちいつ第三 第18章の熟語を…と、
私は『角川新字源』にて検索したのですが、
遭遇できませんでした。

残念!

 ちなみに、同書にて「諂」を見ると、以下のように。

【諂】 テン
なりたち:形成。言と、音符臽カン(うかがう意)→覘テン)とから成り、人のきげんをうかがって、こびてものを言う意を表わす。

 また、「諂」で始まる熟語は? 
と見てみれば、以下の言葉が。

【諂諛】てんゆ=【諂佞】てんねい ①こびへつらう。②こびへつらう者

 では、「諛」とは? 
と、再び、同書にてその意味を検索した結果、

【諛】ユ 意味(会意形成。臾)①へつらう。ことばたくみに人の気をひく。おもねる。こびる。「阿諛あゆ」 ②へつらい。おべっか。

 そして、「諛」で始まる熟語を検索すると…。

【諛諂】ゆてん=【諛佞ゆねい・諛媚ゆび】 へつらう。こびる。へつらいおもねる。おべっか。

 おぉ~、
驚き、桃の木、山椒の木!

【諂諛】てんゆ、【諛諂】ゆてん
また、【諂佞】てんねい 、【諛佞】ゆねい、【諛媚】ゆび
という5つの熟語には、同様の意味が…。

 あなたは、この事実をご存知でした?

ちなみに、私は新発見でしたが…。

 また、同書にて「阿諛」を検索すると…、
以下のように。

【阿諛】あゆ おもねりへつらう。ごますり。
同義語:阿諂あてん・阿媚あび

 う~ん、
私は、また1つ賢くなってしましたぁ~(^。^)

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