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2013年5月12日 (日)

「忮求(しきゅう)」解説ページ

021 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 さて、PCにて「しきゅう」と入力し、
変換ボタンを押すと次のような語句が!

支給、至急、子宮、四球、死球、四級、4級

 ちなみに、『広辞苑』には、どのような熟語が?
と、同書にて「しきゅう」という語句を検索すれば、
前述の(先頭から)5つの熟語に加えて、以下の3つの熟語が!

・しきゅう【屍柩】屍(しかばね)を入れるひつぎ。棺桶。

・しきゅう【指球】四肢先端の下面に毛がなくて盛りあがる肉球のうち、指端にある小丘状のもの。イヌ・ネコなどに顕著。

・しきゅう【梓宮】(中国で昔、梓(あずさ)の材でつくったからいう)君主の屍(しかばね)を納める棺。

 また、同書(『広辞苑』)には、「一級」「二級」という語句はあっても、「三級」も、また「四級」、「4級」も見当たらず、残念!

 では、「忮求しきゅう」とは…?
 
と、当該熟語の意味を述べるその前に、
まずは、以下の「論語」の一章を見てみることに~(^。^)

 早速、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫からの引用を主に始まる以下の「子罕しかん第九」 第28章を
とくとご覧あれぇ~♪

 最初は、訓読です。

そこなわず求もとめず、
なにを用ってか臧からざらん。
子路しろ終身しゅうしんれを誦しょうす。
わく、
の道みちや、何んぞ以って臧しとするに足らん。

 次に、その現代訳です。

人に害を与えず(害わず)、無理な要求をしなければ(求めざれば)、
どうして善くないことなど起ろうか(よくないことなど起るはずがない)。
弟子の子路はこの詩経、「雄雉ゆうち」篇の句を生涯、口ずさんでいた。
孔子が言った(先生のお言葉である)。
「それだけでは、どうしてよいと言えようか(それだけでは足りない)」。

 続いて、吉川博士の解説の一部です。

・この条では、子路がまたたしなめられている。
前の章とあわせて一章とするテキストもあるが、
いま徂徠と劉宝楠の説に従って、別の章とする。

・「忮そこなわず求めず、何を用ってか臧からざらん」、
これは「詩経」の「邶風はいふう」の「雄雉ゆうち」の詩の
最後の二句であって、人に害を与えず、無理な要求を
しなければ、どうして不善が発生しよう、という意味に読める。

古注に馬融を引いて、「忮は害なり、臧は善なり」
といい、「詩」の「毛伝」の説も同じい。

子路は、この「詩経」の二句を、大変適切な教訓と
思い、終身の戒律として、いつも口ずさんでいた。

すると、孔子はたしなめて、いった。
「是の道や、何んぞ以ってか臧しとするに足らん」、

その方法だけでは駄目だ。善に近づくことはできない。
「是れよりも美なる者、尚お復た有り」と、
古注には説く。

「忮わず求めず」だけでは、消極的であり、さらに積極的な心がまえこそ、子路には望ましいとしたのである。

 う~ん、
吉川博士(孔子?)が、「不忮不求ふしふきゅう(忮そこなわず求めず」
だけではダメだ、物足りない!

すなわち、「何足以臧(何んぞ以って臧しとするに足らん)」
とおっしゃるので…。

冒頭にて「しきゅう」に関する熟語を調べてはみたものの…、
「さらに積極的な心がまえ」を、とおっしゃる。

 そこで、「臧」の音読みと、「臧」の使用例(熟語)は…?
と『角川新字源』にて検索すれば、以下のように。

【臧】ゾウ ソウ 「なりたち」:会意形成。臣と、手あらい意と
 音とを示す戕ショウ→サウとから成り、しもべをいやしめて
 いう意を表わす。借りて「よい」意に用いる。

 「意味」:②よい(よし)〔詩・雄雉〕「何用不臧」 
 同義語:昌しょう。 対義語:否

【臧否】そうひ ①よしあし。善悪。淑慝しゅくとく。可否。
 〔諸葛亮・出師表〕「陟罰臧否」
 ②善悪を判定する。

 おぉ~、
「臧=よい(よし)」ということは、
「臧は善なり」とおっしゃる吉川博士のことばと一致。

 また、「臧」の対義語が「否」で、
「臧否」とは、「よしあし」「善悪」「可否」のこと、納得!

しかし、「淑=よい(よし)」は納得できても、
「慝=悪」のイメージが…。

 そこで、『角川新字源』にて検索すると次のように。

【慝】トク 意味②わるい(わるし)「淑慝」

 おっ、秘匿の「匿」の下に心がついた「慝」には、
「かくす。よこしま」などという意味の他に、
「わるい(わるし)」という意味がぁ~。

 また1つ、私は賢くなってしまったぁ~(^。^)
と、喜ぶのはまだ早い!

「忮求しきゅう」という語句の意味が
まだ残っている。

 「忮は害なり」と、吉川博士の解説にはあり、
「求=無理な要求」とある(読める)。

 では、『角川新字源』にはどのように?
と、見てみた結果は以下の通り。

【忮求】しきゅう 人をねたんだり、人に完全さを求めたりする。〔詩・雄雉〕「不忮不求、何用不臧」

 う~ん、
忮求しきゅうとは、自分にやさしく、他人に厳しく!?

と、私には読み取れる(感じられる)のですが…?

 そこで、あなたにお伺いします。

 自分にやさしく、他人に厳しい人には、
どんなよいことがあるのでしょう!?

 えっ、
そんな利己主義的な人には、
「天罰あるのみ!」

すなわち(逆説的にいえば?)、「よいことなどあるはずがない!」
と、おっしゃるあなたの次の一言は…?

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