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2013年7月20日 (土)

「慎終(しんしゅう)」解説ページ

1306024 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 さて、終活に勤いそしんでいるというSさん。

その訳は、最愛のご妻女を亡くした後、
その遺産の整理や手続等に、自ら東奔西走し、四苦八苦した。

 やっと、一段落したのも束の間、
今度は、自らも、ご妻女と同じ病魔に侵された。

 いよいよ、次は自分の番か!?
と感じたSさんは、我が子に自分と同じ体験をさせてはならない!

と、自分の死後に、残されたものがしなければならないことや、
して欲しいことやして欲しくないことを整理・整頓して、
1冊のノートに書き残したというのであるが…。 

 では、「慎終しんしゅう」について、
Sさんはそのエンディングノートに、
どのように記載したのであろうか…?

 その前に、この見慣れぬ(聞きなれぬ)語句、
「慎終しんしゅう」とは何ぞやっ!?
と、好奇心をくすぐられたあなた!

 まずは、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫からの引用を主に始まる以下の学而がくじ第一 第9章を篤とく
ご覧あれぇ~♪

 最初は読下し文(訓読)を。

曽子そうじわく、
おわりを慎つつし
とおきを追えば、
たみの徳とくあつきに帰せん。

 次に、その現代訳を。

曽子が言った(曽子〈孔子の弟子〉の言葉である)。
「為政者(上に立つもの)が、親を手厚く葬ほうむり、
祖先のまつりを丁寧にすれば、
人民の行いも、親切で誠実なものになるであろう」。

 続いて、吉川博士の解説を。

・終りを慎しむ、とは、人生の終わりである死、殊に、父母の死、に対する儀式、すなわち葬式の礼を、
慎重に、大切にすること。

遠きを追う、とは、何代も前の、自己から遠くなった先祖を、いつまでも追慕して、それらに対する祭祀を、鄭重にすること。

そういうことに、諸家の解釈が、ほぼ一致している。

そうしてそれは、為政者へのいましめであるが、
もし為政者がそうしたならば、一般の人民の行為も、
篤実な方向へと、帰着するであろう。

・階級の存在を以って、社会に必須な秩序であるとした儒家の考えでは、
喪礼、祭礼、みな階級によって区別があり、
しょ、すなわち一般の人民は、為政者である諸侯の階級、大夫の階級、士の階級、に比して、
親を葬るにも、先祖を祭るにも、より簡素な儀式をしかもたぬ。

しかし為政者が、血族に対する儀式を慎重にすれば、一般人の風俗も、それに応じて、簡素は簡素ながら、美しくなる、というのである。

・曽子、すなわち曽参そうしんは、「孝経こうきょう」の著者であるとも伝えられるように、孔子の弟子のうちでも、血族間の善意を、殊に重視する学者であった。

 う~ん、
この吉川博士の解説の後半部分は、
私にはちと荷が重い、つまり、難解!?

そこで、この難解な後半部分を、私は<以下、割愛>と、
しようとしたものの、またまた生来の悪癖に負けて、つい…。

 さて、冒頭のSさんは、
為政者、すなわち、宰相でも政治家でもない。

しかし、数年前までのSさんは、人の上に立つ者、
すなわち、某企業の管理職であった。

 そのSさんが、自らの体験から、
我が子には自分と同じ苦労や体験を味わわせてはならない!
という思いで、エンディングノートをしたためた。

その中には、「慎終しんしゅう」、
すなわち、自らの葬式に対する要望やら
初七日や四十九日の法要から始まって、年忌の法要や、

先祖のまつり、すなわち追遠ついえんなどについても、
わが子にして欲しいことや欲しくないことなどが、
記載されていることであろう。

 そのエンディングノートをしたためた終えたSさん、
次は、自らの今後の生き方を考えることに…。

そのSさんが自ら選択した今後の生き方とは!?
という話は残念!

またの機会があれば、
です。

 ちなみに、「慎終」と「追遠」の意味について
角川新字源』にはどのように? 
と検索した結果は以下の通り。

【慎終】しんしゅう/おわりをつつしむ ①物事の終わりをつつしんで、そつのないようにする。〔書・仲虺之誥〕
②人の死去に対し、喪礼を手落ちのないようにつくす〔論・学而〕

【追遠】ついえん 死んで遠く歳月の過ぎた親のまつりをていねいにする。一説に、遠い祖先のまつりをていねいにする。〔論・学而〕「慎終追遠、民徳歸厚矣」

 では、あなたにお伺いします。

あなたのエンディングノートには、
「慎終しんしゅう」や「追遠ついえん」について、どんな記載があります?

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