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2013年10月27日 (日)

「不孫(ふそん)」解説ページ

1310202 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「おはよぉ~」
と挨拶をしても返さない。

そんな不孫(=不遜ふそん)な人は誰?
という犯人捜しを、1か月間に亘って実施した。

 そして、そんな不孫(=不遜ふそん)な人を見つけて
報告した勇気ある人を、翌月の始めに表彰することにした。

 すると…、という話は暫時、
保留にして、先ずは、 

『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選4 朝日文庫からの引用
を主に始まる「憲問けんもん第十四」の第2章を篤とくとご覧あれ~♪

 最初に訓読(読下し文)を。

原壌げんじょう、夷して俟つ、
わく、
ようにして孫弟そんていならず。
ちょうじて述べらる無く、
いて死せざる、
れを賊ぞくと為すと。
つえを以って其の脛はぎを叩たたく。

 次に、その現代訳(意訳)を。

原壌げんじょうという孔子の旧友が立て膝をして、孔子を待っていた。
そこへやってきた孔子は、次のように言った。
「幼いときには従順でなく、
成長しても褒められることもなく、
歳をとっても死なない!
こんな人を人罪というのだ。」と。
そして孔子は、持っていた杖で、原壌の膝を軽く叩いた。

 続いて、吉川博士の解説を。

・原壌は、孔子の旧友であったということに、
諸注が一致する。
無軌道な人物であり、あるとき、孔子と待ちあわせるのに、立て膝をして待っていた。

「夷」が立て膝であるのは、清の段玉裁の説を用いる。旧友を待つとはいえ、不作法である。

そこへ杖をついてやって来た孔子は、いった。
幼いころは従順でなく、おとなになっても、誰からも何も言われない。年を取りながら死なない。
そういうのを、泥棒というんだ。
そういって、立て膝をしている足を、杖でたたいた。

・原壌は、「礼記」の「檀弓だんぐう」篇にも、顔を出す。
その母が死んだとき、孔子は棺おけを施してやったのに、棺おけの上によじのぼって、歌をうたった。

孔子は聞かないふりをして通りすぎ、なにぶんあいつは旧友だから、といったという。

・この条における孔子の態度は、きびしく、ことに
「老いて死せず」とは、何ともきびしい言葉である。

ただし、杖で足をたたいのは、強くぶんなぐった
のでなく、おい、その足を引っこめないか、
と軽くたしなめたのだと、朱子の新注はいい、
徂徠もそれを強調する。

 お~ぉー、
困ったぁ~(^_^;)。

またまた、吉川博士の解説と、
角川新字源』に記載されている語句の意味が異なる。

 どうやら私、筆者は
細かいことが気になる性格のようで…(汗;)

 ちなみに、『角川新字源』を見ると次のように。

【夷俟】いしてまつ うずくまって人を待つ。礼にはずれた態度。〔論・憲問〕「原壌夷俟」  

 う~ん、「夷俟いしてまつ」とは、
「立て膝をして人を待つ」ことなのか、
それとも、「うずくまって人を待つ」ことなのであろうか…。

あなたのお考え(ご意見)は?

 さらに、タイトルの熟語を
同書(『角川新字源』)にて検索した結果は以下の通り。

【不遜】【不孫】ふそん 従順でない。ごうまんで人に下らない。

 さて、冒頭の続き。

月末になり、不孫(=不遜ふそん)な人、
人罪、すなわち、給料泥棒は誰!?

と部下に尋ねれば…、

担当者は、困った顔をしながら、
言いづらそうに、次のように報告をした。

「常務です」。

「何、俺!?
他には…?」

「いません。常務だけですけど…。
明日の全体朝礼の場での
発表・表彰はどうしましょうか…?」と。

 では、あなたにお伺いします。

もし、あなたがこの常務ならば、
担当の部下に、どのように答えます?

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