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2013年12月 1日 (日)

王者(おうじゃ)

1311096 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「さすが王者!」とか、
「世界王者は果たして誰なのか!?」

などというフレーズ(慣用句。言いまわし)や言葉が、
今週もTV画面には踊っていましたね。

 この言葉を聞いた(見た)私は、
「チャンピオンの間違いでは…?」
と思いながらも、『広辞苑』を見てみることに…。

すると、そこには意外にも、
以下のような言葉が!

おうしゃ【王者】(オウジャとも)
①王たる人。帝王である人。
②王道を以て天下を治める君主。⇔覇者。
③同類の中で一番強い、力のあるもの。

 う~ん、
参ったぁ(―_―)!!

勝てば官軍、
負ければ賊軍!

すなわち、勝利したものが、
結果的には王者(善者)として受け入れられ、
敗者はたとえ徳のある人であったとしても
弱者(悪者)という扱いを受けるというのですから…。

つまり、王者とは、
道徳とは無縁の存在!

という単純な
解釈も成り立つ…?

この視点(解釈)に立つ限りにおいては、
3日天下の明智光秀も王者だった!?

この『広辞苑』に記されている意味を知った私には、
王者という言葉や地位など、どうでもいいようなもの
に変わってしまった…。

厳しい言い方をすれば、
たとえ悪口雑言を浴びせても、また罵詈雑言を吐いたとしても、
戦いに勝利さえすれば、それはそれで王者となるのであるから…。

 ちなみに、私が考える、
王者の概念とは、
木鶏の比喩なのであるが…。

 では、その木鶏を、
『広辞苑』にて検索すると次のように。

もっけい【木鶏】[荘子達生]木製のにわとり。
強さを外に表さない最強の闘鶏をたとえる。

 もう少し、詳しく言えば、
以下の通り。

「虚憍(きょきょう。むやみに強がる)して
気を恃たのむ(威勢を張る)」ことなく
「嚮景(きょうえい。響きや影)に応ずる(身構える)」ことなく、
「疾視(しっし。睨みつける)して
気を盛んにする(気負い立つ」こともなく、

にわとりの鳴くもの有りと雖いえども、
すでに変ずること無し。
これを望むに木雞もくけいに似たり。
の徳とくまったし。
異雞いけいの敢えて応あたるもの無く、
かえり走らん。

 この木鶏の比喩を使ったのが、
70連勝を逃した横綱双葉山の言葉で、

「吾未だ木鶏たり得ず」
でしたね。

 では、あなたにお伺いします。

あなたの周りに、すんごく強くて、かつ、徳のある人、
木彫りの鶏のような方、いらっしゃいます?

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