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2014年2月 9日 (日)

「四教」解説ページ 

1401201 画像は秋田の友人からのプレゼントです。

 「本を読め、本を読めと、
わしはいつもFには言うとるんやが、
あいつはちっとも、本を読もうとせん。

だから、あいつの言うことや話す内容には
人を説得するだけの力や奥深さもなければ、
新鮮さや信憑性も感じられん。

 それに、あいつはすべてを
他人のせいにしようとする。

たとえば、この間もわしが 

『お前、○○の案件、どうなっとる?』
ときいたとき、あいつどう言うたと思う?」

「あいつはな、平気な顔をして
こう言うんぞ。

『あれは、M社に決まりました。
M社のKが、また政治家のSを使うて
持って行きました。

うちが何ぼ一所懸命努力して営業しても、
M社が政治力を使って持って行くので、
もう、お手上げです。』と言うてな。

折角、わしが裏から手を回して、
うちが受注できるよう、段取りしているというのに!

政治力も営業力の1つや。
あいつはそんなことさえもわかってない!
困ったもんや…。」

とT社長は、Fさんの発言の一部を引用して
私に、Fさんの言動に対する愚痴をこぼす。

 では、本を読めば、
すべての問題は、解決するのか!?

という話は、後段に譲り、

先ずは、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選3 朝日文庫
からの引用を主に始まる、以下の「述而じゅつじ第七」 第24章を
とくとご覧あれ~♪

 最初に訓読(読下し文)を。

は四つを以って教おしう、
ぶん。行こう。忠ちゅう。信しん

 続いて、吉川博士の短い解説(現代訳)を。

・孔子の教育は、四つのことを重点とした。
学問、実践、誠実、信義。

 う~ん、
吉川博士の解説が、あまりにも簡潔なので、
以下の語句とその意味との関係・関連性は…?
という疑問が、私の頭の中には。

・文=学問
・行=実践
・忠=誠実
・信=信義

 そこで、これら語句の意味を
角川新字源』にて調べるその前に、
『論語新釈』 宇野哲人(著) 講談社学術文庫を見ると、
以下のように。

[通釈] 孔子は四つの事柄ことがらをもって人を教えた。
それは文を学ぶことと学んだことを実行することと
誠心まごころを尽くすことと偽いつわりのないことである。

[語釈] ○文=詩しょれいがくの類をいう。
○行:実際に践み行うこと。
○忠:誠心まごころをつくすこと。
○信:事を行うのに偽いつわりのないこと。

[解説] この章は門人が孔子の人を教える法を
記したのである。
この四教しきょうは門人が見た所について言ったので、
孔子が人を教えるためにこの四種を設もうけて
置いたわけではない。

 おぉ~、これ([通釈]・[語釈]・[解説])ならば、
わざわざ、『角川新字源』を持ち出してきて、
それぞれの語句(文・行・忠・信)の意味を
検索する必要性もない…、といいつつも、
好奇心旺盛な私は、『角川新字源』を見てみることに。

 そしてまず、タイトルの熟語を、
同書(『角川新字源』)にて検索した結果は次の通り。

【四教】しきょう 孔子が門下に教えた四つの教え。
文・行・忠・信。〔論・述而〕
意味②&③は割愛

 さらに、その他の語句は…?
と検索した結果、以下の熟語が。

【忠信】ちゅうしん まごころ。まこと。
忠は心についていい、信はことばについていう。
〔論・衛霊公〕「言忠信、行篤敬」 
同義語:忠亮ちゅうりょう

 では、【忠信】があるのならば、「文行」という熟語も!?
と、2匹目のドジョウを探してみるも、遭遇できず。
残念!

 んんっ、確か…?
冒頭のFさんの名前には、

「忠=誠実」
という文字が…。

 なるほど!
それで、冒頭のT社長は、
「忠信だけでは…。」とか、
「正直もバカがつくほどの正直者ではつまらん」
などという言葉を使いながら、暗に、Fさんを批評していたのか…?

 そういえば、とある日、T社長は
私に以下のような話もしていたけど…。

「Fには、『社内のことはワシに任せて、
お前は一所懸命、外回りをせよ』と言うてある」と。

 ということは…。
Fさんには「行・忠・信」の三教は
備わっている(伝わっている?)。

すなわち、Fさんには欠けているのは
「文」、つまり、学問(=本を読め)!

 だとすれば…、T社長の教育方針は、
以下のような「四教しきょう」となり、孔子の教えと一致する!?

つを以って教おしう。
ぶん。行こう。忠ちゅう。信しん

 う~ん、
とはいえ…、冒頭のT社長の言葉からは、
Fさんに対しては、「信」に関する疑念・疑惑も…。

 では、あなたにお伺いします。

あなたが最愛の部下に望む言動は、「四教しきょう」、
すなわち、「文・行・忠・信」のうち、どの言動です?

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