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2016年8月22日 (月)

「遠怨」解説ページ

Dsc00784 画像は秋田の友人からの
プレゼントです。

「いいんです。
余計なお世話です。

一言多いです。
お友達なくしますよ。」

と、Aさんは言う。

かくいうAさん自身も
「一言多い人」という
レッテルを張られている身であるが…。

 また、Aさんが言う「いいんです」とは、
Aさん自身に都合のよい解釈であり、
Aさんの基準や範囲内かな?
と思われるが、その意味は以下の通り。

自分さえよければ、いい。
周りはどうでもいい。

すなわち、自己中といわれる
世界や範疇であるが…。

 「他人に厳しく、
自分に優しい」のが
この世の人の常!?

などという小賢しい解釈や問題・課題は、
先送り、すなわち後段に譲ることに。

 先ずは、『論語』 吉川幸次郎(著) 中国古典選4 
朝日文庫からの引用を主に始まる、以下の一章
(「衛霊公第十五」 第15章)を篤とくとご覧あれ~♪

 最初に、訓読(読下し文)を。

わく、
ずから厚あつくして、
うすく人ひとを責むれば、
すなわち怨うらみに遠とおざかる。

 次に、現代訳を。

孔子が言った(先生がおっしゃいました)。
「自分自身には厳しく、
他人に対しては緩く責めれば、
怨み事から遠ざかることができるよ」と。

 続いて吉川博士の解説を。

・「躬自ずから厚くする」とは、
厚くみずからをせめることであり、

厚く自ずからの責任を意識して、
厚く自ずから反省する、というのが、
古注孔安国以来の通説である。

つまり、「躬自厚」の下にも、
「責」の字があるとして読む。

もっとも、「厚」は、厚く責めることではなく、
一般的に「其の徳を厚くする」のであると
読む説もある。

皇侃の「義疏」の一説はそうであり、
仁斎の「古義」にも、「厚」の字を、
「自ずから治むること厚し」と訓ずる。

・「躬自」の二字は、
いずれも、自分自身の意であり、
同義の二字を重ねて、
意義とリズムとを強調した例である。

 う~ん、
吉川博士のこの解釈では、
ちと、解り難い!?

というか、枕、すなわち冒頭の言葉と
繋がり難い。

で、『論語新釈』 宇野哲人 講談社学術文庫の
[解説]をみれば、以下のような助け、ありがたい
お言葉が!

人はとかく己をせめることは寛大で
他人を責めることは厳重だから
怨みが生ずるのである。

この宇野博士の言葉を
冒頭の事例に適用すれば、
以下のようになる(と思われる)。

私(筆者)が自分自身を責めることには寛大で、
相手、すなわちAさんを責めることには
厳重だから怨みが生じた。

で、Aさんはその怨みを
以下のような言葉で、発散・表現した?

「いいんです。
余計なお世話です。

一言多いです。
お友達なくしますよ。」

 このらぶれた~を受け取った私は、
早速、以下のようならぶれた~を。

はい、
大切なお友達のために!

誰もが心の中では思っていても、
中々言えないことを、あえて記しました。

大切なお友達が
舛添さんのようになっては
困りますので!

あれっ、
私は既に、
舛添さんになっている!?

ありがとうございました。

と、 躬ずから厚く責めたのであるが…、
「遠怨」、すなわち、怨みに遠ざかった?

 さて、次にAさんの主張、

すなわち、「一言多いです」と
「お友達なくしますよ」との繋がりは?

「余計なお世話」、
つまり、Aさんのためを思って言った私の一言が
怨みを買って、「友達を失う!」というプロセス、
経緯になるのでしょうか。

それとも、相手のためを思った一言(忠告)が、
余計な一言(余計なお世話)と受け取られて、
疎まれ、敬遠されて「お友達をなくす」
という事態に発展するのでしょうか…。

 いずにしても、怨みを買うのも
疎まれるのも、ラポール、
すなわち、信頼関係の問題だ!

と、私は考えるのであるが…。

 では、あなたにお伺いします。

「遠怨」、すなわち「自分に厳しく、相手に優しい人」が、
あなたの周りにどれくらい(何人)いらっしゃいます?

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