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2016年11月12日 (土)

不患(ふかん・うれえず)

1610142 画像は秋田の友人からの
プレゼントです。

 自宅の松の枝が、
1年に1本ずつ下の方から枯れていく。

で、その話を何かの機会に、
古い友人のM君にしたところ…、
彼、M君は次のように。

「ええんよっ。
松なんか枯れてしもおうても!」
と言い、

暗に、「自然に逆らうな」と説く。

 同じく、古い友人のK君が、
所用で拙宅を訪れた際、

彼は松の木を見渡して、
私に、次のように尋ねる。

「どしたん?
松の木の下の方が
少し寂しうなった気がするけど…」。

で、私は
以下のように答える。

「そうなんよっ!
おととし1本、去年も1本、
そして今年もまた1本。

何か知らんけど
下の方から枯れていきよるんよ。

で、先日、この話をM君にしたら、
『松なんか枯れてもええんよっ!』
と、言うんよ」。

すると、K君は
私が話し終えるのも待たず、
次のように。

「そんな。
もったいない!

こんな立派な松を枯らしては
いけんぜっ!」

と忠告する。

で、私は患うれえる(思い悩む)。

「この松は、このまま放置して
枯らした方がいいのか?

それとも、いま、ここで、手を加えて、
『待った』をかけた方がいいものか…?」と。

ちなみに、「枯れた方がいい」と主張するM君は、
実家の松の手入れに、毎年、煩わされている。

一方のK君はといえば、
生まれてこの方、
松の手入れに患うれえたことがない。

その理由は、
いたって簡単。

彼、K君の自宅には、
松の木がない。

したがって、松の木の手入れをした
経験も患うれいも、K君にはないのであるが…。

 さーて、
どっち!?

すなわち、松は枯らした方が、
それともシンボルとして残して置いた方が…?

と、思い悩んだ末に、
私は近くの農協の支所へと向かった。

で、そこの職員、担当者に、
私は以下のように尋ねる。

「庭木の松が、年々、下の方から
次第に枯れていくのですが…。

どんな薬剤を散布すれば、
松枯れを防止することができますか?」と。

すると、彼、担当者は、
即座に、次のように答える。

「そりゃあ、あんた、
松くい虫と違うか!?」と。

で、私は以下のように答える(尋ねる)。

「はい。
もし松くい虫なら、1年に一本ずつ、
それも、下の方から枯れていきますか?

また、松くい虫なら、
枯れ始めて、2年も経過すれば、
全体が赤茶けて、立ち枯れしてしまうのでは?

ちなみにに枯れ始める前の、うちの松の葉には
透明で小さな粒状の脂やにのような物が
付着しているんですが…」と。

この私の話、問いに、
耳を貸した職員は、次のように答える。

「そうよのぉー。
松くい虫なら2年も経てば、
とっくに枯れちょらいのぉー。

ちょっと、待ってくれな。

県の緑化センターに、
電話して聞いてみるけん。」

と言ったが早いか、
彼は電話のダイヤルボタンを押し始めた。

で、その結果、結論(推論)は、
以下の通り。

犯人ならぬ、松の葉を食い荒らす害虫は
「マツノミドリハバチ(松緑葉蜂)」ではないか?

ということになり、それならば、
「スミチオン」の散布を!
ということになったのであるが…。

「詳しくはサンプルを持って
来庁してほしい」と。

で、私はその場で薬剤を購入し、
帰宅後すぐに、松の葉の一本一本を
念入りに観察した。

すると、居た!

透明で小さな粒状の脂やにが付着した松の葉には、
体長は5~6ミリで、胴体の直径が1~2ミリ程度の
細い、緑色の虫が!

で、私はその虫、「マツノミドリハバチ(松緑葉蜂)」が
付着した松の葉と当該害虫、
「マツノミドリハバチ(松緑葉蜂)」を持って、

県の緑化センター(現在の「森の交流センター」)を
訪れた。

で、松を枯らす害虫は、
「マツノミドリハバチ(松緑葉蜂)」に相違なく、

「毎年、ソメイヨシノが咲き始める頃に
薬剤を散布せよ」という指導を。

これにて、松枯れは
一件落着!

で、毎年、ソメイヨシノが咲き始める頃に
薬剤を散布することで、私の患うれいの1つは
解消したのであった。

 ところが、この松にはもう1つ、
毎年、頭を悩ませる厄介な問題・難題が!

それが剪定作業。

会社勤めをしていた若い頃、
すなわち、まだ体力のあるときには、

私は真夏の3日間を松の剪定作業に
充てていたのであるが…。

退職後は年齢とともに、剪定作業を
以下のように先延ばしにしている。

先ずは、真夏から彼岸明けへと移行した後、
次は、10月の地方祭(7日)前後になり、

それが今年はついに、先週、
すなわち、11月の上旬に!

と、患いを先延ばしにしてきた。

 また、今年は雨が多く、
イラガの発生にも患うれえ、
その駆除にも頭を抱えている。

ちなみに、今年は、
「直ぐ、ヤル・行動する」を
心がけ、実践してはいるものの…。

晴天で無風状態の日を!
と、選んで、消毒作業を先送りしていれば、
一向にその日は来ない。

たとえ、趣味の遊びに割く時間はあっても、
庭木の手入れに費やす時間がない(見つからない)。

かくして、我が家の庭は、
害虫の楽園!?

 こんな患うれいを抱えながらも、
私は松の剪定作業を終えた翌週早々には、
ゴルフコンペに参加。

 当日(ゴルフコンペ)の朝、
迎えに来て頂いたTさんの車に乗り込んだ私は
開口一番、以下のような患うれい(言い訳)を。

「この1週間、私は松の剪定作業を優先した。
で、ゴルフの練習は疎かになった。

そして、まだ手足に疲労が残っており、
上手く当たるかどうか不安・心配だ。」

と、私はいま、ここの心情を
吐露した(言い訳をした)。

すると、Tさんは
以下のようにおっしゃる。

「あぁー、
それで、葉っぱの一杯入った袋が
何個も駐車場に置いてあったんや。

でも、いいですねっ。

3日も4日も楽しめる対象、松があって!」
と、Tさんは羨ましげな顔と声で応える。

 おっ、
そう!

松は患うれえる存在ではない。

語り掛けながら戯れ、遊べる、
楽しめる存在なのだ!

と、私は気づいた。

そのように視点を換えれば、
不患ふかん、すなわち患いは解消して、
次のようなアイデアや思わ惑も!

来年からは、彼岸明けに、
一段ずつ、6日間をかけて
松の剪定をしよう。

いや、いや、
楽しみは長い方がいい!

一枝ずつ、10日間をかけて、
松に語り掛けながら、松と戯れよう~(^.^)

などと考えれば、
次第に、私の顔もほころぶ。

かくして、我が家の松は、
最早、患うれえる存在ではなくて、
楽しめる存在と化したのである…。

 では、あなたにお伺いします。

あなたの悩み・患うれいは、
すこしだけ視点を変えれば、
どんな楽しみに変わるのでしょう!?

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