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2017年5月14日 (日)

上達(じょうたつ)

17031804 画像は秋田の友人からの
プレゼントです。

 さて、3年前の夕暮れ時に、
「急に、胸が痛みだして、
救急車で病院に運ばれた」というKさん。

「即、入院・手術をして
一命を取り止めた」とのこと。

このときの病名が、心筋梗塞で、

「もし入院が一日遅れると 

貴方は死んでいたと
医者から言われ、ビックリでした」と。

で、その経験から得た
Kさんの学びは、次の通り。

人間身体が一番!

入院して分かったことは、
年とると健康と家族が一番、
仕事は2番とやっと分かりました。

 あれっ?
私の記憶が正しければ、

Kさんはその2年前には、脳梗塞を患い、
現在も投薬・治療中だと聞いていたが…。

 そのKさんから、
突然、ラウンドのお誘いがあったのは、

心筋梗塞の手術から1年と1か月後の
水もぬるむ3月中旬の頃。

2つ返事で、OKした私は、
彼、Kさんの腕前に、びっくり!

それもそのはず、Kさんは既に、
3度もホールインワンを達成しているとか。

で、私はラウンドの翌日に、
次のようならぶれた~をKさんに送る。

何を、どのようにすれば
Kさんのように飛ばすことが
できるのですか?

すると、Kさんからは
以下のような返事が。

これは私にはノーハウもないし、
飛ばす事はその人が持っているもので
アプローチとかパターならわかりますが、
50ヤード余分に飛ばしたい…。
無理です。

それに第一、歳をとってから
飛ばそうとか、上達を志ざそうなど、
無理! 無駄な努力です。

と、けんもほろろ。

 Kさん!
ホントに?

この年末には、古希を迎えるというAさんは、
つい最近、次のように語っていたけど…。

「今月の月例会も、
アンダーで回って優勝した。

年齢とともに、
わしは段々、上達しよるけん、
80切りも夢じゃない!」と。

そして、その先のゴールが
「エイジシュートだ!」

とAさんは、自らの思い・夢を
熱く語っていたし、

「そのために必要な努力と金を
惜しまず、注ぎ込む」。

そんな今日この頃の、
Aさんではあるが…。

 では、「下しも、人事を学び、上かみ、天命を知るなり」
という「孔安国」の主張を鵜呑みにすれば、

Aさんが下で、
Kさんが上?

 ちなみに、「孔安国」とは?
と『角川新字源』を見れば、以下のような記載が。

【孔安国】こうあんこく/くあんこく 漢の武帝のときの博士。
孔子の十二代目の子孫。
「古文尚書」の伝(注釈)を作った。
これを孔伝という。
ただし、現存のものは晉しん代の偽作で、
偽孔伝といわれる。

 2,000年ほども昔の、
漢の武帝の時代ならいざ知らず、

21世紀の現代においては、
人間はみな平等にて、
上・下の区別などはない。

が、そこはそれ、人間社会に存在する多くの事柄、
その中の1つに精通しようと、年甲斐もなく、
必死に努力を積み重ねるAさんと、

「知命ちめい」、
すなわち、「五十而知天命一ごじゅうにしててんめいをしる
というのに、60歳を過ぎて、2度の大病を経験して、

「人間身体が一番!」
「年とると健康と家族が一番」と気づいた。

すなわち遅まきながら、天の命ずるところを
知った・気づいたと語るKさんと、

老いてなお盛んな、
病気知らずのAさん。

この二人を便宜上
区分したまでのものではあるが…。

 んんっ、
もしかして?

天はAさんに、
次のような使命を与えた?

「いくつになっても、努力をすれば、
必ず、目標・夢は達成できる!」

という事実を審らかにして、
団塊のシニア世代に、夢と希望を与えよ!

それがAさんのミッション、
すなわち使命だと、
天がAさんに命じた!?

 一方のKさんには、
「健康と家族が一番」。

それを、身をもって学ばせるために、
天はあえて、Kさんをお召しにならなかった?

と、考えれば、どちらも「上」であり、
人間には上下の差別も区分もないことになる。

 そういえば、かつて、Kさんは
私に以下のようなことを。

「ゴルフが上手くなりたければ、夢中になること。
何もかも忘れて、ゴルフ漬けになること」と言い、

Kさんはその一念で、
以下のような行動をとった、
と語っていた。

「毎日、公園に行って、煙草の吸殻を集め、
その吸殻にマジックで線を引き、

その一点(線)に集中して、クラブヘッドを落とす。
それを繰り返し、繰り返し、練習した」と。

ということは、AさんもKさんも、
本質的には、同じ!?

すなわち、上下の区分など無し!

つまり、人間とは、上達するためには
ある一時期、集中して夢中になる
必要がある生き物である。

毎度のことながら、
私はこの一言が言いたくて、
長い枕と駄文を綴ってしまったが…(汗;)

 んっ、
そういえば!

どこかの誰かが、「閾値いきち」という
言葉を使っていた。

ちなみに、「閾値いきち」とは?
と、『広辞苑』をみれば、以下のような記載が

いきち【閾値】 ①ある系に注目する反応をおこさせるとき必要な作用の大きさ・強度の最小値。

②生体では感覚受容器の興奮をおこさせるのに必要な最小の刺激量。
しきいち。限界値。

 あれっ、
意味不明!

何が何やらさっぱり分からず
私は困惑して、迷路に陥りそう!

と、思いつつも、気を取り直して、
よくよく、見れば、「閾値いきち」とは

「しきい値」「限界値」のことで、
論語には以下のような一節も。

「行不閾(行くに閾しきいを履まず)」。

すなわち、「閾値いきち」とは、
「くぎり・境界値」のことで、平たく言えば、
以下のような解釈も可能である。

その一線を越えれば、上達するであろうし、
その一線を越えることができなければ、
下達への道に陥ることになる。

 ちなみに、冒頭のKさんは、
ゴルフにおいては、この「閾値いきち」を越えた。

すなわち、上達の域・高みに達して、
3度のホールインワンとワン・アンダー、
すなわちパー72のコースを71で回った。

が、Kさんは2度のデッドライン、
すなわち死の境界線、死線を越えることは
無かった。

 一方のAさんはといえば、私が知る限りにおいては、
どちらの閾値いきちにもまだ、達していない。

この視点に限って言えば、
Kさんが上で、Aさんは下!

と区別することも
可能ではあるが…。

 では、あなたにお伺いします。

あなたが、「上達の閾しきい(=敷居)を越えた!」と、
感じた瞬間、あなたはどんな感情に満たされました?

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